ChatGPTをきっかけに広まる生成AI。お子さんは使っていますか?
去年、ベネッセコーポレーションが、小学3年生〜6年生と保護者1,032組を対象に調査を行いました。それによると生成AIを「知っている」子どもは23%いました。
そのうち、「よく使っている」が16%、「時々、使っている」が28%、「試しに使ってみたことがある」が26%と「知っている」子どもの7割に利用経験がありました。
保護者は、子どもに「積極的に使ってみてほしい」が14%、「少し使ってみてほしい」52%。つまり、肯定派が66%。一方で「あまり使ってほしくない」20%、「まったく使ってほしくない」4%と否定派は24%。「わからない」が10%でした。さて、番組を聴いてくださっているお父さん・お母さんの意見はどうでしょうか?
国は急速に広がる生成AIのガイドラインを公表しています。ポイントの1つは「特に小学校段階の児童に直接使用させることには慎重な対応を取る必要がある」としていること。また「子どもがAIの答えを鵜呑みにするなど、必要な学習過程が省略されるおそれがある」「『ファクトチェック』の方法を意識的に教えることが望ましい」とあります。そして、実はChatGPTには年齢制限があって利用は13歳以上。18歳未満は親権者や法定代理人の同意が必要です。
確かに、何でも生成AI頼みでは考える力が育ちませんし、誤った知識を得るかもしれません。一方で、うまく使えば勉強や趣味に役立つでしょう。悩ましいところです。子どもの成長のためにどうすればいいか、親がよく考えたうえで、子どもの希望やビジョンも聞いてみる、そんな対話が必要かもしれません。
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