去年12月に政府は「こども家庭庁」を設置するための方針をまとめました。創設は来年度の早い時期。子どもに関わる政策を司って、担当大臣は他の省庁に対し、勧告権を持つことが予定されています。
2年前、UNICEFが子どもの幸福度に関するレポートを発表しました。対象41カ国の子どもの幸福度が、順位づけされています。分野によってデータがある国の数は異なるのですが・・・
<身体的健康>
死亡率や肥満の割合が、この指標ですが日本は1位。
<スキル>
指標は「数学・読解力で基礎的習熟度に達している15歳の割合」や「社会的スキルを身につけている15歳の割合」ですが、日本は27位。
<精神的幸福度>
「生活満足度が高い15歳の割合」や「15歳~19歳の自殺率」で日本は37位。
日本は全体としては38カ国中20位でした。虐待・貧困をはじめ、日本が抱える子供の問題が露呈する出来事がたびたび起こります。他の国よりランキングが上という喜びと満足感のためではなく子どもが少しでも幸福な生活を送れるよう考えていきたものです。
そのために、いま幸せか? どんなことに幸せを感じるか? 反対に辛いことはないか? お子さんと話してみてはいかがでしょう。そこから子どもの本当の気持ちに気づくことがあるかもしれません。
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