TOKYO こども TIMES - SBI損保

第28回 子どもとスポーツ

10.9(土)O.A.(第28回)
子どもとスポーツ

今年は東京2020オリンピック/パラリンピックがあったので7月に前倒しでしたが、例年ならあさっての10月 第2月曜が「スポーツの日」。でも、今はスポーツをする機会も、なかなか限られます。子どもの身体の成長や体力を心配するお父さん・お母さんもいることでしょう。

スポーツ庁のweb広報マガジンのよると、コロナ以前から子どもに「ロコモ」という症状が増えているという懸念がありました。正式名称はロコモティブシンドローム。運動器の障害のため、移動機能が低下した状態のことで、基本的には身体機能が低下する高齢者に起こるものですが、発育期に運動不足だと子どもなる可能性があります。

子どものロコモに見られる特徴は、かかとを地面につけたまましゃがむと後ろに倒れてしまう、前屈して手の指先が床に届かない、片足立ちができないなど、柔軟性とバランスの低下があげられます。

子どもの頃に体を動かすことは、運動能力ばかりでなく、知的発達に繋がります。体の動きは脳からの指令があるから。高度な身のこなしや状況判断なども、行っているのは脳。つまり、運動能力の向上は、脳の発達あってのこと。
また、脳から司令が出て、神経を伝わり、筋肉に辿り着き、筋肉が収縮して関節が動き、体の動作となる。この経験をたくさん積むことで人間は身体のコントロールを身につけていきます。
だから、発育・発達過程にある子どもには、適度な運動がとても大切。感染対策をしっかりして、人と人との距離が保たれた屋外、換気のいい環境で、運動したり、遊べるよう、親が心がけたいものです。

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