今回の話題は「小学生の活躍で囲碁人気復活?」でした。
2010年に610万人だった囲碁人口は2017年には190万人。3分の1以下に減っています。しかし、ここへきて小学生の活躍が話題です。
2019年、史上最年少の10歳でプロ入りした仲邑菫さん。あれから2年。12歳になった仲邑さんが先月、これも史上最年少12歳0ヶ月での二段昇段を決めました。4月からは中学生。124センチだった身長は143センチ。ずいぶんと大人っぽくなりました。
今年1月までは日本棋院関西総本部に所属していましたが、強い棋士がたくさんいる東京でがんばりたいと東京本院に移籍しています。
そして、仲村さんが在籍した日本棋院関西総本部に新たな新星が!去年の6月、当時小学校1年生 藤田怜央くんが、7歳でプロ候補生である院生になりました。
囲碁の子どもへの効能は「大」。集中力が身につき、物事の価値判断をする練習になります。負ければ自分の責任。自己評価を客観的に出来なければ成長することはできません。つまりは、生きる力を養い、人格形成に役立つというわけです。
仲邑菫さん、藤田怜央くん。若き棋士の活躍は、大人の関心を集め、囲碁の効能が広く知られるようになります。子供たちにとっては同世代がカッコよく見えて、将棋人気を藤井聡太さんが牽引しているように、囲碁もまた、盛り上がるかもしれませんね。
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