そろそろ子どもたちの新学期がスタート。今年の夏休みは暑かったですが、まだしばらく暑い日々は続きそうです。子どもは大人よりも体力がないので、この時期は親子ともども夏バテに注意しましょう!
夏バテの主な原因とされていることには複数あります。まずは「温度差による自律神経の乱れ」。暑い屋外と寒いぐらいに冷えた室内の出入りを繰り返すことで自律神経が乱れて、体温調節がうまくできなくなっている可能性があります。次に「発汗によるミネラル不足」。体内のナトリウムやカリウムなどミネラルが足りなくなると、脱水状態になって熱が体の中にこもりやすくなります。そして、「暑さによる食欲減退」。栄養が十分摂れないと消化機能も低下します。さらに「暑さによる睡眠不足」。疲労回復ができず、元気が出ません。どんな症状が夏バテの合図になるかというと、食欲がない・だるい・昼間や寝る時間の前に寝てしまう・体温が高い・胃腸の調子が悪いなど。
それでは、どんな予防・対策が有効かというと、まずは食事。ビタミンB(豚肉に豊富)、クエン酸(梅干し・レモン)、たんぱく質(肉・魚・大豆・卵)を食べて塩分を少し多めに摂取する。早寝早起きをして規則ある生活をする。適度な運動をする。
「頭が痛い」「吐き気がある、嘔吐した」「手足が痺れる」などの症状がある場合は、夏バテではなく熱中症の可能性があります。医師の診察を受けるようにしましょう。
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