ロコモティブシンドローム、通称「ロコモ」という言葉を聞いたことありますか?筋肉、骨、関節などの運動機能が低下して歩行や立ったり、座ったりが困難になる状態のこと。
日本語では運動器症候群。進行が進むと介護が必要になる、本来なら中高年者に起こる症状ですが、なんと最近はバランス能力や柔軟性が低下した「子どもロコモ」が増加傾向にあるとか。ちょっと怖いですね。
「朝礼で立っていられず足がすぐつる」「バランスが悪く雑巾がけができない」「転んだ時に手をつけない」「ボールをグローブでキャッチできずに顔に当ててしまう」という子は「子どもロコモ」の可能性があるそうです。「子どもロコモ」は、体を動かすことをおっくうにさせ、成長過程で心身に悪影響を及ぼし、大人になってからの生活習慣病につながると専門家は指摘しています。
<チェック方法>
以前、埼玉県で上記項目の検証を行ったところ、1つでも問題がある児童生徒は4割を超えたといいます。「子どもロコモ」の原因は、姿勢の悪さと運動不足。ゲームのやりすぎ、タブレットやスマートフォンの見すぎ、外で遊ぶ時間の減少などが引き金になっています。お子さんはいかがでしょう?来週からは新年度。子どもたちの適度な運動や正しい姿勢にも注意を払って毎日を送るのも、親としての務めです。
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