「子どもはどうしてこんなに早く、知識やスキルを習得するのだろう?」と不思議に思ったことはありませんか。去年発表された研究結果によると、ストレスを和らげて興奮した神経を落ち着かせる働きをする「GABA」という神経伝達物質が大きく関わっているそうです。
学習前の子どものGABAの濃度は成人よりも低かったのですが、学習中に急激に濃度が上昇し、それが学習後も持続。一方、大人のGABA濃度は学習前後で変化がありませんでした。大人よりも、子どものほうが知識の吸収力があるのは科学的にも証明されつつあるんですね。
難しい話はここまでにして「新しい1年に子どもにいろんな知識を習得してほしい」。そう思っているお父さん・お母さんは多いと思います。その時に大切なのが知的好奇心。親子で「知ることは楽しい!」という経験をたくさんすることがポイントです。特に幼児期、子どもが新しい能力を身につける時は、まねをして学んでいきます。彼らにとって最も近い存在は親。お父さんとお母さんの生活様式にいちばん影響を受けます。だから、僕たちがいろんなことに好奇心を持つと子どもによい影響を与えるわけです。
まずは親子で幅広くいろんなものに触れるようにしましょう。すべてが実体験というのは難しいので手取り早いのが図鑑や本。そうしてあらかじめ知識などを持った上でリアル体験すると効果は抜群。杉浦家の長男くんはなぜかキノコが大好き。図鑑やYouTubeでいつもキノコを見ていて、その上でキノコ狩りに行ったところ震えるほど感動していたそうです。かわいいですね(笑)その過程で覚えたことは忘れることはないでしょう。
実体験はたとえば博物館や水族館、動物園などもいいと思います。とにかく、知識と情報を持って大好きだったものを目の当たりにすれば、強烈なインパクトとなって子どもの中に残り、楽しい!もっと知りたい!と思うはず。今年は親子で知的好奇心を高めていきましょう!
★音声はこちらから