TOKYO こども TIMES - SBI損保

第57回 昆虫葬

4.30(土)O.A.(第57回)
昆虫葬

最近は空前の「昆虫ブーム」と言われています。この番組を聴いて下さっている方の家でも、何か昆虫を飼っているかもしれませんね。杉浦家でもカブトムシやクワガタを飼ったことがあるとか。子どもは喜び、親は大変と太陽さんはちょっと苦笑い。

命あるものは、いつか一生を終えます。今はペットの犬や猫は大切な家族ですからペット葬は一般的なことになりました。が、なんと最近は「昆虫葬」もあるんです。これ、兵庫県尼崎市にあるピットセレモニーが主要事業の「愛ペットグループ」が2019年から始めたサービス。初年の申し込みは約10件でしたが、2020年には40件、去年は10月の時点で100件を超えています。

利用例としては・・・小学2年生の女の子が買っていたメスのカブトムシが死んでしまい、野外の公園に埋めることも考えたが、死骸に着いた病原菌が生態系に悪影響を与えることを懸念。可燃ゴミとして捨てるか悩んでいた時に、ネットで知って昆虫葬を申し込んだ・・・ 悲しんでいた娘さんも、丁寧に扱ってもらい、安心した様子だったとか。昆虫のほとんどはカブトムシかクワガタ。子どもが育てたものが多いそうです。

この昆虫葬では昆虫を花壇に設置した「昆虫天国」に埋葬。毎月、お坊さんが来て供養してくれます。郵送キットも準備しているので全国からの申し込みも可能。郵送キットを利用した時の料金は4,950円から。初めて命と向き合うのが昆虫という子もいるでしょう。命のことを学ぶために昆虫葬の体験もありかもしれません。

★音声はこちらから