愛知県 犬山市にある「野外民族博物館 リトルワールド」は、人間と文化をキーワードに、人間の歴史や技術、社会、芸術、価値観、環境とのかかわりについて考え、より良い未来を築いていくためのスポットです。
開館は1983年と40年以上も前ですけどテーマはとても現代的。本館は人間の「進化」、道具を使うようになった「技術」、考えを伝えるために発達した「言語」、人が集まり、つながり、かかわってできた「社会」、人間の心が生み出した「価値」と5つの分野に分かれていて、5つのテーマが、70以上の国・地域から収集した6千点の資料によって紹介、説明されています。いろんな国・地域の技術や社会を感じることができるというわけです。
野外展示もあり、1周およそ2.5kmの周遊路に沿って世界各地の人びとの暮らしを伝える建物が復元されています。家屋は23の国・地域、31棟。どれも実際に人びとが暮らしていた家を移築するか、実在の家をモデルに材料や建築方法をできるだけ正確に再現しているのでリアリティがあります!リトルワールドというだけあって小さな地球のよう。
ひと通りまわれば世界を旅したような1日になることでしょう。さまざまな民族衣装を着たり、世界の料理を味わったりすることもできます。世界旅行をした気分になれるかも!
人間が紡いできた歴史を知り、さらにさまざまな国や地域にそれぞれの文化や習慣を知ることが、多様性を身につけて、お互いをわかりあうきっかけになるはず。こうした場所を体験することが、お子さんの新しい扉を開くことになるかもしれません。秋の親子ドライブで出かけてみてはいかがでしょう?
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