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今回は親子のためのドライブ情報。埼玉県にある「行田市はにわの館」の紹介です。お子さんは埴輪(はにわ)を知っているでしょうか?一般に小学6年生の歴史で教わりますが、その前から本やTVで知っている子も多いかもしれません。
埴輪(はにわ)と聞いて、思い浮かべるモチーフは何ですか?「人」や「馬」の方が多いと思いますが、それらは比較的あとに作られたもの。最初期3世紀ごろの埴輪(はにわ)は「壺」や壺を乗せる「丸い筒」でした。4世紀半ばに「家」が作られるようになり、5世紀前半に「武器」や「鳥」が登場。そのあとに作られるようになったのが「動物」や「人物」です。
埴輪(はにわ)は素焼きされた土器で、王や豪族の墓である古墳のうえや周囲に置かれ、死者の魂を守り鎮めるためのものだったようです。ちなみに埴輪(はにわ)と間違えそうな土偶は縄文時代のもので、こちらはお祈りの道具でした。
そんな埴輪(はにわ)を親子で作ることができるのが「行田市はにわの館」。クルマで都心から1時間40分ほど。行田市には稲荷山古墳など9基の大型古墳が発見されていて、埴輪(はにわ)も出土しているので、古代ロマンを実感してもらおうという施設です。隣は「埼玉県立さきたま史跡の博物館」。こちらを見学したうえで埴輪(はにわ)作りをすると盛り上がることでしょう!お子さんが歴史好きならクルマでお出かけください!
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