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第55回 小学生向け雑誌

4.16(土)O.A.(第55回)
小学生向け雑誌

今月から、子どもが小学生になったというお父さん、お母さん、入学おめでとうございます。以前はテレビでよく「ぴっかぴかの1年生」というCMを見ました。あれは小学館の雑誌「小学一年生」のコマーシャル。雑誌「小学生シリーズ」は小学一年生から小学六年生までありました。

1年生から2年生になると、買うのも「小学一年生」から「小学二年生」になって、「小学六年生」まで読んだ方もいるでしょう。それから、学研の雑誌「学習」「科学」も人気でしたよね。あれもそれぞれ小1から小6まで出ていて「科学」にはとても楽しい教材付録もついていました。

これらの小学生向けの雑誌は、今ではほぼありません。「小学生シリーズ」で残っているのは「小学一年生」だけ。「科学」は2009年、「学習」は2010年、休刊となりました。

そんな状況の中で元気なのが、小学館の「コロコロコミック」。1977年創刊ですから、その歴史はもうすぐ50年になりますが、1月に発売した2月号は100万部を突破したそうです。以前も2014年『妖怪ウォッチ』、2018年『スプラトゥーン2』のブームで100万部を超えたこともあるそうで、コンスタントな売り上げを記録しています。杉浦家でも太陽さんは子供の時に読んでいて、今また子供たちが読んでいるそう。長寿の秘訣は戦略と努力でしょう。実際、今では時代に合わせて従来の「紙の雑誌+付録」という形態だけではなく、「デジタル版のシリアルコード+付録」という形態でも発売しています。

ただ、情報を得るのはスマホやタブレットでも同じですが、雑誌には手に持った質感の楽しさや喜びがあると思います。それから友だちや兄弟で一緒に見たり、まわし読みしたりするワクワク感。そういう意味でも紙の雑誌が全てなくなってしまわないといいですね。

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