お子さんの姿勢はいいですか?実は今、こどもの姿勢の悪さを心配する保護者は少なくありません。最近のアンケート調査によると、こどもの姿勢を「すぐに改善したい」「この先、改善していきたい」と答えた人は全体の9割を超えています。
姿勢が悪くなる場面として最も多かったのは「食事中」「TV視聴やゲームなどの画面を見ている時」「勉強中」の順。杉浦太陽さんもいちばん下のお子さんの姿勢はいいのに・・・成長すると悪くなる?と少し気になっているそうです。
姿勢の悪さにつながるのが、運動不足や生活環境。最近のこどもは屋外で遊ぶことが減ったといわれますが、運動量が少ないと体を支える筋肉が付かず、正しい姿勢を保てなくなります。また、スマートフォンやタブレットの長時間使用は、前かがみ姿勢を習慣化させます。さらに自宅で使う椅子の高さが体と合っていないという原因もあるかもしれません。
気をつけたいのは、人の姿勢は健康面とつながっていること。こどもなので骨格が歪んで成長してしまうかもしれません。そして、背筋をしっかり伸ばしていないと肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、十分な酸素が取り込めず、すぐに疲れる、免疫力が低下するなどして、風邪や感染症にかかりやすくなります。酸素の供給量は脳の働きにも影響を及ぼして、少なければ集中力に欠け、学習能力にもかかわります。血行不良が生じて、首・肩のこりや腰痛も引き起こされます。
姿勢はいいほうがいいと判っていただけたことでしょう。いちどお子さんの姿勢をチェックしてみてください。姿勢が悪ければバランスボールなどで運動をする、いい姿勢を心がけるよう促すなど、改善を試みましょう。本当に心配なら専門家に見てもらうことをおすすめします。そして、お父さん、お母さん自身も姿勢が悪くないか?それが、こどもに悪い影響を与えていないか?見つめ直してみてください。
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