TOKYO こども TIMES - SBI損保

第165回 子どものSNS規制拡大

5.25(土)O.A.(第165回)
子どものSNS規制拡大

お子さんはSNSをやっていますか?
アメリカでは今、子どものSNS利用を規制する動きが広まっています。フロリダ州で14歳未満のアカウント開設を禁止する法律が成立しました。来年の1月から14歳未満が持つアカウントや保護者の同意がない14から15歳のアカウントは、運営会社に停止や削除が求められ、従わないと罰金が科せられます。

ユタ州でも去年、18歳未満のSNSアカウント開設に保護者の同意を義務付け、深夜の利用を禁じる規制導入を決定しました。フロリダやユタだけでなく、全米50州のうち少なくとも35州が規制の導入や検討に乗り出しているそうです。

フロリダ州の知事は「ソーシャルメディアはさまざまな形で子どもに害をもたらしている。法案は親に子どもを守る大きな力を与えるものだ」と語っています。この“害”とは大人が子どもを騙して性的な画像を送らせることや、関連性が指摘されるうつ病、自傷行為、自殺などです。フロリダの場合は、対象とするのは「中毒性のある」SNS。特定はしていないものの、どのサービスが対象になるのか、注目されています。一方で、当然IT業界は「表現の自由を侵害している」として反発しています。

この件についてどう思いますか?確かに、親の目の届かないSNSのコミュニケーションが、子どもを危険に晒すことになってしまう可能性は否めません。お子さんがSNSを利用しているご家庭では、お父さん、お母さん自身がどうしたらいいと思うのか、一度きちんと考えた上で、親子で話す機会を作るべきかもしれません。

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