子どもたちの夏休みは折り返し地点に来ましたが、お子さんは楽しんでいますか?有意義な時間を過ごしているでしょうか?
先月下旬に、こんなニュースがありました。群馬県に住む小学3年生と1年生の兄弟が、雑木林で「雌雄モザイク型」と呼ばれる珍しいノコギリクワガタを発見し、県立ぐんま昆虫の森で公開が始まったというもの。
このノコギリクワガタは体長4センチぐらいで体の大部分はオスの特徴でありながら、頭と胸の左半分にはメスの特徴が強く表れ、アゴは左側だけ小さく、脚や触覚は左側だけ短くなっています。
もともと昆虫好きで週に1、2回は近くの雑木林で虫取りをしているこの兄弟。ある時、獲ったクワガタを家で見返してみると見たことがないノコギリクワガタがいました。そこで、ぐんま昆虫の森に相談したところ、数年に一度の発見だと判明したそうです。2人はさぞ嬉しかったことでしょう。ぐんま昆虫の森には今、このクワガタのほかにも同じく雌雄モザイク型のカブトムシやめったに見られないという雄のナナフシ、黄金色のアマガエルも公開されていて、これらも群馬県内の小学生が見つけたもの。
こうした経験は記憶や印象に強く残り、これからの人生にいい影響を与えることでしょう。夏休みの自由研究があるお子さんが、何かの発見をするかもしれません。あまり口出しはせず、こっそり様子をうかがってみてはいかがですか。
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