お父さん、お母さん。
子どもは何か習い事をやっていますか。やっているとしたら幾つですか。
2年前、学研教育総研によって1,200人の小学生対象に行われた調査では、
習い事をしている子どもの割合は80.1%でした。
では、複数回答可でどんな習い事が多いかというと・・・
圧倒的に多かったのは「水泳」です。
2番目の「学習塾」、およそ17%を大きく引き離す28%。
からだ全体の筋力がつき、基礎代謝が上がる「水泳」は、優秀な全身運動。
お父さん、お母さんが健康のため、薦めることが多いのでしょう。
習い事ランキング、2位、3位は「学習塾」「通信教育」と勉強系が続き、4位は音楽です。情操教育のためという家庭もあるでしょうし、中にはお父さんやお母さんや音楽家、ミュージシャンになりたかったけどなれなかった。子どもには早くから音楽理論と技術を学ばせたいというケースもあるでしょう。
5位以下は「英語」「そろばん」「書道」「サッカー」「武道」と続きますが、あれもこれも、週に5日も6日となると、子どもは疲れてしまうかもしれません。
最近は、教育熱心すぎて多くのことを厳しくやらせる親に、「教育虐待」という言葉が使われます。
子どもの将来のためになるよう、関心・やる気・体力などを考慮して、習い事を決めたいものです。
もちろん、習い事をやらないっていう判断もあっていいでしょう。
子どもの個性は一人一人違ってさまざま。
その子にあった、好きなことが見つかって、これから長く続いていく人生のためになるようなことをすることが幸せ。
親の思いや考えを押し付けず、子どもの背中を優しく後押しする、
そんな姿勢でいたいものです。
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