「非認知能力」という言葉、聞いたことはありますか?これは、子どもの教育において注目されている、子どもの持つ能力。長いこと、子どもの可能性を伸ばそうとする時に指標とされていたのは、知能指数や学力など数値化できる「認知能力」でした。
それに対して「非認知能力」は測定することはできないもの。『意欲』『忍耐力』『創造性』『計画性』『自制心』『協調性』『コミュニケーション力』などが相当するとされています。
どうして、これらが注目されているのかというと、「非認知能力」の高さが学歴・雇用・収入に影響すると、研究によって明らかになっているということが言われているから。
そう聞くと、親としては「子どもの非認知能力を上げたい!」と考えますよね。でも、学力のように1人では身につけられせん。集団生活の中で困難なことや挫折を経験して培われることが多いようです。
確かに学校生活やスポーツ、野外活動を通して、子どもが学力以外の“社会を生き抜く力”身につけることは大切でしょうね。そう考えると「居心地いい」環境だけを子どもに提供するのは違うのかもしれません。ただ一方で、関連書籍もたくさん出ている今、過熱する「非認知能力」ブームに疑問を呈する教育専門家もいます。
子どもの「非認知能力」だけを高めればいいと「認知能力」を蔑ろするのも違うでしょうし、表面的な情報だけをもとに、子どもの教育を見直すことも、危うい
興味がある方は「非認知能力」について勉強しつつ、自分の子どもの個性にあった伸ばし方はどんなカタチなのか?考えるという姿勢が必要な気がします。
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