輸入車(外車)の自動車保険の保険料は割高!?維持費を節約する方法も解説! - SBI損保の自動車保険
憧れの輸入車(外車)を手に入れたものの、「維持費が高い」ことに悩む人は多いものです。自動車保険の保険料についても、輸入車は国産車よりも高くなる傾向があります。このコラムでは、輸入車の保険料の相場や、全体の維持費をできる限り節約する方法について、ご説明いたします。
目次
一般的に、輸入車は国産車よりも自動車保険の保険料が高くなる傾向があります。
保険料の相場の参考として、国産車「日産エクストレイル」と輸入車「BMW 2 シリーズ」の保険料を比較してみましょう。どちらも同額の車両保険金を付帯し、その他の見積条件も同じです。
その結果、SBI損保の自動車保険でのお見積結果は、以下のようになりました。
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車名 | 保険料 |
---|---|
日産エクストレイル(SNT33) 車両保険500万円 | 年間28,120円 / 月額2,520円 |
BMW(6W20) 車両保険500万円 | 年間38,700円 / 月額3,490円 |
【算出条件(共通)】保険始期:令和5年1月、使用目的:日常・レジャー、年間走行距離:3,000km超 5,000km以下、ノンフリート等級:20等級(事故有係数適用期間0年)、年齢条件:26歳以上補償、運転者限定:本人限定、割引:ゴールド免許割引/新車割引/インターネット割引/セーフティ・サポートカー割引/証券不発行割引、記名被保険者:35歳・東京都在住、対人賠償保険:無制限、対物賠償保険:無制限、人身傷害保険:3,000万円(自動車事故補償)、搭乗者傷害保険:無し、車両保険種類:一般車両、車両保険金額:500万円、車両自己負担額:5-10万円、契約形態:継続契約以外
【算出条件(車名:エクストレイル)】型式:SNT33、初度登録年月:令和4年7月
【算出条件(車名:BMW)】型式:6W20、初度登録年月:令和4年9月
上記のとおり、輸入車「BMW 2 シリーズ」のほうが、国産車「日産エクストレイル」の見積りよりも、一括払で年間10,580円保険料が高くなりました。同条件で見積っているのに、なぜ保険料に差が生まれるのでしょうか?
自動車保険の保険料に大きな差が生まれる原因の1つとして、型式別料率クラスの違いがあります。型式別料率クラスに関して、次項で詳しく説明いたします。
輸入車の自動車保険の保険料が高い理由の1つとして、保険料を決定する要素である「型式別料率クラス」が、輸入車は高い傾向にあることが挙げられます。
自動車保険では、自動車の型式ごとに、保険金支払いのリスクの高低を評価して、分類しています。車の性能や形状、乗っているユーザー層の特性により、リスクに違いが見られることから、過去の事故実績などにより、リスクを1から17の17クラス(※)に区分しており、この区分を「型式別料率クラス」といいます。高いクラスに区分されている型式は、保険金支払いのリスクも高いとされ、保険料も高くなります。低いクラスに区分されている型式は、保険金支払いのリスクが低いとされ、保険料も安くなります。
※「自家用軽四輪乗用車」の場合はクラス3が最大となります。
なお、新しく発売された型式の車は、まだ過去のデータの蓄積されていないため、排気量や新車価格に基づいて、型式別料率クラスが設定されます。
前出の国産車「日産エクストレイル」と輸入車「BMW 2 シリーズ」の型式別料率クラスを比べてみましょう。
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日産エクストレイル (SNT33) |
BMW (AD20) |
|
---|---|---|
対人賠償責任保険 | 6 | 7 |
対物賠償責任保険 | 7 | 7 |
人身傷害保険 | 9 | 8 |
車両保険 | 11 | 16 |
人身傷害保険以外では、BMWのほうが、高い型式別料率クラスが設定されています。これはあくまで一例ですが、輸入車などのレアで高価な自動車は、型式別料率クラスが高く設定されているのが一般的です。特に「車両保険」の項目で、輸入車のほうが高くなりやすい傾向にあります。
また、型式別料率クラスを抜きにして、単純に車両保険金額が高いと保険料は割高になります。
今回の例では500万円を車両保険金額として設定していますが、車両保険金額は契約者が自由に決められるわけではありません。車の型式や初度登録年月によって、設定できる金額の範囲が定められています。申込みの際に、型式と初度登録年月を入力すると、たとえば500万から600万円というように、保険会社から設定可能な車両保険金額が提示されるので、その金額の範囲内で付帯が可能です。車両保険金額は、新車の場合ですと、購入時の金額が目安となります。
日本で販売されている輸入車は、海外からの輸送費などが販売価格に加算されており、そもそも本国でも高級車とされている車種が多いため、車両保険を付帯する場合も、高めの保険金額となることが多くなります。この理由も、輸入車の保険金額が高くなりがちな理由の1つです。
前出の比較からもわかるとおり、車両保険は自動車保険の保険料を高くする大きな要素の1つです。輸入車は車両価額が高額で、その型式別料率クラスも高くなりがちなので、「車両保険を削って保険料を節約したい」と考える人もいるでしょう。
プランの選び方は人それぞれですが、輸入車の場合は「車両保険に加入する必要性が高い」と考えられます。その理由として、輸入車は修理が必要になった際、修理費用が高額になることが多いからです。
そのような万が一のときに備えて、輸入車にかける自動車保険を選ぶ際に、車両保険を付帯したプランに加入しておくことをおすすめします。
「自動車保険の保険料以外の維持費」についても、輸入車は国産車と比べて割高となる傾向にあります。ここからは、輸入車の維持費を高くする2つの要素、「修理代」と「ガソリン代」について解説します。
輸入車は部品代が高額になることが多いため、維持費が高くなりやすいといえます。
修理やメンテナンスのために特殊な工具が必要な場合もあり、工賃が割高になることも珍しくありません。車検代も高額になりがちです。
自動車保険の保険料だけでなく、「修理代」をできるだけ抑える工夫をすることで、輸入車の維持費を節約できます。修理費用を抑えるコツの詳細については、後述の「輸入車の維持費を節約する方法5選」を参考にしてください。
輸入車の維持費を高くするもう1つの要素は「ガソリン代」です。
輸入車はハイオク限定車が多いため、燃料自体の単価が割高になる傾向があります。
また輸入車は国産車と比較して、燃費の良くない車が多いことも、ガソリン代を高くする要因です。車に乗る頻度が高いのであれば、燃費は維持費に大きな影響を与えます。
ガソリン代を抑えるために、輸入車のなかでも燃費の良い車種を選ぶのも1つの手です。こちらも詳しくは、次の項目で解説します。
ここからは、自動車保険の保険料を含めた「輸入車の維持費」を節約する方法を5つ紹介します。
輸入車の維持費を抑える方法の1つめは、輸入車の中でも日本国内で人気が高く、流通量の多い「メジャーな車種」を選ぶことです。
国内であまり見かけることのない車種の場合、自動車整備工場などに部品の在庫がないことが多くあります。海外から部品の取り寄せが必要となると、送料なども加算され、修理費が高くなりがちです。
一方で、国内で多く流通している車種の場合は、部品の流通も多いので、部品が手に入らないといった状況を避けることができます。また国産車同様に、修理の際は中古車の部品を流用するなど、部品を安く調達できる可能性も高くなるのです。
ただし、部品の在庫があったとしても、輸入車は部品自体の価格が、国産車よりも高いことが一般的なため、注意が必要です。
輸入車の維持費を抑える方法の2つめは、修理や車検を依頼する際、「輸入車専門」など、輸入車の扱いを得意とする整備工場に依頼することです。それにより、修理費を抑えやすくなります。
国産車を中心に扱っている自動車整備工場には、輸入車に合う工具や部品がないことも珍しくありません。
輸入車の修理に慣れている自動車整備工場は、メジャーな車種の輸入車であれば、必要な工具や部品の在庫も揃えており、海外からそれらを取り寄せる費用や時間がかからないので、部品代・工賃を安く抑えやすくなります。
あらかじめ輸入車専門の自動車整備工場を見つけておき、いざというときに依頼できるようにしておきましょう。
輸入車の維持費抑える方法の3つめは、燃費の良い自動車を選ぶことです。
輸入車は一般的に国産車よりも燃費が悪いと言われていますが、中には国産車並みの燃費性能と評価されている車種も存在します。コンパクトカーのハイブリッド車などは、比較的燃費の良い傾向にあります。
燃料の単価を抑えるという点では、レギュラー車やディーゼル車など、ハイオク限定ではない自動車を選ぶことも有効です。
さらに、エコカー減税対象車を選べば、燃料費を節約しつつ節税もできるので、非常にメリットがあります。
輸入車の維持費抑える方法の4つめは、判断が難しいところもありますが、できるだけ「故障しにくい」とされる輸入車メーカーから自動車を選ぶことです。
インターネット調査「J.D. パワー 2021年日本自動車初期品質調査」によると、不具合の指摘の少ない自動車は、国内ブランドが上位にランクインしていますが、輸入車ブランドの中ではアウディやMINI、BMWがラインクインしています。
このようなランキングなども参考にして、できるかぎり故障が少ないと思われるメーカーから車を選ぶことも、維持費を抑えるコツの1つです。
輸入車の維持費抑える方法の5つめは、ダイレクト型の自動車保険を選ぶことです。
ダイレクト型とは、代理店を通さずインターネットなどで直接加入できるタイプの自動車保険です。代理店に支払う中間コストがかからない分、保険料が割安に設定されていますので、輸入車の場合でも保険料を抑えられることがあります。
ダイレクト型であるSBI損保の自動車保険では、「自分にあった必要な補償」を細かくお選びいただけるだけでなく、インターネット割引や証券不発行割引など、おトクな割引も多くご用意しているので、さらに保険料を節約できます。
輸入車の維持費は国産車と比べて割高であることが多いので、事前の情報収集をして、おおよその相場を知っておくことが重要です。維持費を節約する方法を実践しつつ、憧れの輸入車でカーライフを楽しみましょう。
SBI損保の自動車保険なら、輸入車の場合でも保険料を節約できるだけでなく、24時間365日の事故受付や、業界最高水準(※)のロードサービスなど万が一のときのサポートも充実。
まずは無料のお見積りからご利用いただき、保険料を比べてみてください。
執筆年月日:2022年9月12日
(最終更新日:2023年1月4日)
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