自動車保険の等級の引き継ぎ - SBI損保の自動車保険
自動車保険では、一定の条件を満たした場合に、等級を引き継ぐことができます。
等級を引き継ぐケースとして想定されるのは、家族から引き継ぐ場合や、新車に乗り換える場合、自動車保険の会社を切り替える場合などです。
自動車保険では、記名被保険者の配偶者と、記名被保険者または配偶者の同居している親族であれば等級を引き継げます。等級の引き継ぎにおける親族とは、6親等内の血族と3親等内の婚族のことです。夫婦間の等級の引き継ぎはもちろん、同居中なら夫婦の父母や子どもにも等級を引き継げるので保険料を抑えられます。
自動車保険では車を買い替えたときに車両入替と呼ばれる手続きができ、契約するお車の切り替えができます。車両入替の手続きをすることで、等級をそのまま引き継ぐことが可能です。
自動車保険を乗り換える場合、一部の共済を除き、等級を引き継げます。ただし保険期間中に事故を起こした場合は、事故内容に応じて下がった等級を引き継ぎます。
満期日が近づくと自動車保険の乗り換えを検討される方も多いことと思います。
これまで進めてきた等級は自動車保険の乗り換えをするとどうなってしまうのでしょうか。
自動車保険を他の保険会社に乗り換える場合、ノンフリート等級制度を導入している保険会社間であれば、等級が引き継がれていきます。等級と同様に、事故有係数適用期間も引き継がれます。
契約期間中に乗り換える場合も現在の等級を引き継ぐことになりますが、事故有係数適用期間も引き継ぐため、契約期間中に事故があった時には注意が必要です。
つまり、契約期間中に事故があった場合には、現在の等級から当該事故の内容に応じて下がった等級での契約となるのです。
自動車保険を切り替えるのは、満期のタイミングでも、契約期間中でもどちらでも可能です。ただし、上記のように事故があった場合には契約期間中の切り替えだと満期のタイミングでの切り替えよりも早い時期に等級が下がることになってしまいます。
もっとも、保険料や各種割引は保険会社ごとに異なりますので、早期に切り替えるのと満期を待つのとどちらが良いかは一概には言えません。
自動車保険を切り替えるタイミングについては、よく検討をしたほうがよいでしょう。
現在の車を手放してから新車納車まで期間が空いてしまうなど、保険の契約も解約から次の契約まで期間が空いてしまうこともあるでしょう。そのような場合、等級はどうなるのでしょうか。
自動車保険の等級は、前の契約から次の契約の開始日まで、原則として7日以内でなければならず、それを超えてしまうと等級を引き継ぐことはできません。
このような場合には、前の契約の保険会社に連絡をして「中断証明書」を取得しましょう。中断証明書は、中断の理由によって提出する書類が異なってきます。車の廃車・譲渡・返還等といった車を手放す場合と、海外に渡航する場合とで大きく異なります。
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必要書類の例 | 備考 | |
---|---|---|
廃車・譲渡・ 返還等の場合 |
・登録事項等証明書 |
- |
海外渡航の場合 | 基本的には不要 |
契約を再開するときに以下の書類が必要 |
子どもや配偶者に車を譲る場合は、車検証の名義を変更するだけでなく、補償の漏れが出ないように自動車保険の名義変更の手続きもしましょう。
記名被保険者の変更が親族間であれば等級を引き継げる可能性があります。元の記名被保険者の高い等級を引き継ぐことができれば、車を譲り受けた親族も同じ等級による割引を受けることができます。しかし、場合によって等級引継ぎができなくなってしまうことがあるので、注意が必要です。
以下では、親族間の譲渡の場合に等級が引き継げるかどうかについて説明します。
車を買い替えた場合は、等級はどうなるのでしょうか。
車を買い替えた場合には、車両入替の手続きを行うことで、自動車保険の契約車両を、買い替える前の車から新しい車に移行することができます。
車両入替の手続きはどんな車でもできるわけではありません。新しい車の条件としては、加入している保険会社で引受ができる用途・車種に該当すること、引受ができない車両にあたらないことが挙げられます。また、新しい車の所有者ついても以下のように一定の制限があります。詳しくはサポートデスクまでご連絡ください。
自動車保険の等級制度とは、過去の事故に応じて保険料の割引・割増を行う制度です。等級は1から20までありますが、通常は6等級の割引率が低い状態から契約がスタートします。たとえば親が自動車保険に新規加入し、子どもに親の等級を引き継いだ場合、子どもは割引率が高い状態で自動車保険に加入することが可能です。子どもが新規に自動車保険へ加入すると年齢条件などから保険料が高くなり、親が新たに加入するよりも高くつく場合があります。車種や親と子どもの年齢にもよりますが、親が新たに自動車保険に加入して子どもに等級を引き継いだ場合のほうが、保険料を抑えられることもあります。
自動車保険の契約では告知義務があるため、保険会社が定めた告知事項は正確に告知する義務が生じます。告知事項は自動車保険を販売する会社によって異なるものの、過去の事故に関して事実を偽ると契約が解除されるおそれもあるため注意が必要です。自動車保険を切り替える場合、記名被保険者の情報から契約自動車の情報、過去の自動車保険契約の等級・事故歴に至るまで詳細な情報が求められることもありますので、正確に告知しましょう。
共済保険から等級を引き継ぎたい方は、一部対象外があるので注意が必要です。SBI損保では全労済やJA共済、日火連(旧中小企業共済)(自動車総合共済(MAP)に限る)、全自共に関しては等級の引き継ぎができます。その他の共済保険については等級の引き継ぎができません。等級を引き継ぐための条件は保険会社ごとに定められていますので、事前に確認しましょう。
祖父から孫へ等級を引き継ぎたい場合は、同居しているケースに限り認められます。孫は2親等に当たりますが、別居していると等級の引き継ぎが認められません。二世帯住宅で孫と同居している方は、同居している間に等級を引き継がせる必要があります。
別居している家族が配偶者であれば等級を引き継ぐことは可能です。配偶者以外の家族に関しては、別居していると扶養関係の有無に関係なく等級が引き継げません。たとえ記名被保険者の子どもであっても、別居している場合は等級を引き継げないので注意が必要です。
※①インターネット割引(14,000円)②証券不発行割引(500円)を適用した場合の割引額です。月払は年間14,520円(①14,040円②480円)となります。
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2024年6月 24-0138-12-002