車の用途車種とは?知っておきたい自動車保険の基礎知識 - SBI損保の自動車保険
車にはさまざまな種類があり、その種類によって加入できる自動車保険の種類や保険料が異なります。そこで本記事では、車の分類のうち「用途車種」に絞ってその種類や保険料の違い、ダイレクト型自動車保険に加入できる用途車種について詳しく解説します。
用途車種や保険料について知りたい方、車の買い替えにあたりダイレクト型自動車保険に加入できるがどうかを知りたい方は、ぜひ参考になさってください。
目次
まずは、車の用途車種の基本から確認していきましょう。
用途車種の説明には、車について「乗用車」と記載されているものと「自動車」と記載されているものがあります。
乗用車とは乗用自動車のことをいい、定員10人以下の自動車を指します。一方で自動車とは、トラックなどの貨物自動車や二輪車なども含まれますので、自動車の中に乗用自動車があると捉えておきましょう。
そもそも用途車種とは、車種や排気量、用途など国土交通省が定めた自動車の分類などをもとにして、保険会社が定めた自動車の区分です。用途は「目的」、車種は「自動車の種類」にあたります。
自賠責保険と任意保険によってその分類は異なり、任意保険を取り扱う損害保険会社の中でも若干の差があります。また用途車種は、自動車保険に加入する際に必ず申告しなければならない「告知事項」の1つです。
用途車種によって自動車保険に加入できるかどうか、保険料はいくらになるのかが変わってきます。自動車の購入前や保険への加入前に、用途車種についての基礎知識を把握しておきましょう。
自動車の用途は「自家用」と「営業用」の2種類に分類されます。まず自家用は、人や荷物を乗せて運行するための車です。一般家庭の乗用車や企業の営業スタッフが乗る営業車などが該当します。車の利用によって直接的な利益が発生しないのが特徴です。
次に営業用は「事業用」とも言われ、人や荷物を運ぶことで対価を得る車です。代表的な営業用車は、運送会社のトラックやタクシーが挙げられます。
保険会社が用いる車種は、「自家用5車種」や「自家用8車種」が一般的です。用途車種は保険会社が規定している分類ではあるものの、ナンバープレートによって、車種を確認することができます。
【自家用5車種】
横スクロールできます
用途車種 | ナンバープレートの色 | ナンバープレートの分類番号 |
---|---|---|
自家用普通乗用車 | 白地に緑文字 |
3ナンバー |
自家用小型乗用車 | 白地に緑文字 |
5ナンバー・7ナンバー |
自家用軽四輪乗用車 | 黄色地に黒文字 |
5ナンバー・7ナンバー |
自家用軽四輪貨物車 | 黄色地に黒文字 |
4ナンバー・6ナンバー |
自家用小型貨物車 | 白地に緑文字 |
4ナンバー |
自家用8車種は、自家用5車種に以下の3車種を加えたものです。
【自家用8車種】
横スクロールできます
用途車種 | ナンバープレートの色 | ナンバープレートの分類番号 |
---|---|---|
自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下) | 白地に緑文字 |
1ナンバー |
自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下) | 白地に緑文字 |
1ナンバー |
特種用途自動車(キャンピング車) | 白地に緑文字 |
8ナンバー |
所有する自動車の用途車種がわからない場合は、車のナンバープレートを見れば確認できます。
一般的にダイレクト型の損害保険会社では、自家用5車種や8車種に該当していなければ加入できないことが多いようですので、これらに該当しない車種の場合、事前に保険会社に加入できるか確認しておくとよいでしょう。
SBI損保の自動車保険の対象となるのは以下の用途車種です。
自動車を買い替えた際や自動車の用途を変更したときに、用途車種が変わる可能性があります。自動車の購入による車両入替の際は、新しい車がこれらの用途車種に該当するか確認しておくと安心です。
一般的な軽自動車や普通自動車は基本的にはこれらに該当しますが、念のため確認しておきましょう。なおSBI損保の自動車保険では、営業用の自動車の引受は行っておりませんのでご注意ください。
続いて、用途車種による保険料について、SBI損保の自動車保険を例に確認しておきましょう。
自動車保険の保険料はさまざまな要素によって決まります。その一つが型式別料率クラスです。SBI損保の自動車保険では「自家用普通乗用車」「自家用小型乗用車」「自家用軽四輪乗用車」の車が型式別料率クラスの対象となっています。
なお型式料率クラスとは、損害保険料率算出機構が定める保険料計算の基準の1つです。年に一度見直され、自動車の型式に応じた料率が決定されます。型式とは「道路運送車両法」に基づき、自動車の構造、装置、性能などが同一であるものに対して指定される分類指標で車検証に記載されている英数コードをいいます。
型式別料率クラスは、その型式の車の事故率や修理費用などを基に算出されますので、自分が事故を起こさなくても、同じ型式の車に事故が多ければ保険料が高くなる傾向にあります。
自動車保険の保険料は、型式別料率クラス以外にもノンフリート等級や、補償内容、運転者限定条件や年齢条件、記名被保険者の年齢などさまざまな要素で決定されます。
同じ用途車種であっても、これらの要素で保険料は大きく変わります。より保険料を抑えたい方は、こちらの記事も参考になさってください。
自動車保険で最低限必要な補償は?自分に合う補償を選び保険料を安く抑えよう
最後に、あなたのライフスタイルや予算に適した自動車保険に加入するために、気をつけたいポイントや適切な保険の選び方をご紹介します。自動車保険選びの参考になさってください。
1点目は、利用する保険の種類です。一般的に「代理店型保険」よりも、代理店を介さない「ダイレクト型保険」の方が、保険料は割安になる傾向にあります。
代理店型保険は代理店に支払う手数料や、全国各地に配置された拠点の維持管理費などがかかってしまうため、保険料が高額になりがちです。しかしダイレクト型保険はそれらの経費がかからない場合が多いため、保険料がリーズナブルに設定されています。
代理店型保険、ダイレクト型保険問わず補償内容は大きくは変わりませんので、保険料の安さに着目するならダイレクト型保険を選択するといいでしょう。
2点目は、補償内容を工夫することです。自動車保険は補償内容を契約者本人で組み立てられる保険です。補償内容によって保険料が大きく上下しますので、補償内容と予算の最適なバランスを見つけましょう。
対人賠償責任保険、対物賠償責任保険、人身傷害保険を軸に必要な補償を組み合わせて、あなたに最適な自動車保険を組み立ててみてください。
SBI損保をはじめ各保険会社ではご自身で見積りを作成できるWebサイトを公開しています。保険料と補償内容をシミュレーションしてみましょう。
SBI損保などのダイレクト型保険会社では、インターネット割引やゴールド免許割引などの割引制度が用意されています。また年齢条件や運転者限定、使用目的を適切に設定することで保険料がさらに割り引かれますので、ご自身のライフスタイルにあった最適なプランを設定しましょう。
自動車は用途や車種によって分類されています。この用途車種はダイレクト型の自動車保険では、加入可否に影響するので、自動車の購入時や車両入替時にはぜひ参考にしてください。
SBI損保ではインターネットで簡単に保険料をシミュレーションできます。用途車種による保険料の違いが気になる場合は、まずは無料見積りで確認してみてはいかがでしょうか。
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※①インターネット割引(14,000円)②証券不発行割引(500円)を適用した場合の割引額です。月払は年間14,520円(①14,040円②480円)となります。
自動車保険のお見積り
0800-8888-581
9:00〜18:00(12/31〜1/3を除きます)
2022年2月 21-0190-12-003