自動車保険の新車割引って? - SBI損保の自動車保険
新車を購入して自動車保険に加入する場合、あるいは加入中の自動車保険の契約自動車を新車に入れ替える場合、新車割引が適用されます。
保険会社によって、適用条件や割引率などは異なります。ここでは一般的な新車割引の知識、手続きの注意点などについて解説します。
目次
自動車保険には、さまざまな種類の割引があります。そのうちの1つである新車割引とは、名前のとおり、ご契約のお車が新車の場合に適用される割引です。「新車は事故をおこすリスクが低い」という統計データに基づき、保険料が割引かれるのです。
ほとんどの場合、自動車保険に加入および車両入替の手続きの際、お車の情報を入力することで、適用対象かどうか自動的に判断されるので、ご自身での申告は不要です。
しかし、すべての保険会社で新車割引を取り扱っているわけではありません。そのため契約する保険会社によっては、新車で保険に加入しても、割引を受けられない可能性があるので、注意が必要です。
新車割引の割引率は保険会社によって異なります。数%程度の割引となる保険会社もあれば、10%以上の割引となる保険会社もあります。
また割引率は、対人賠償や対物賠償、人身傷害や車両保険など、補償項目ごとに設定されており、対象となる補償項目の範囲も保険会社によって異なります。
それでは新車割引の適用条件について、もう少し詳しく説明していきましょう。
まず把握しておきたいのは、車種についてです。
新車であれば、すべての車種が割引の対象となるわけではありません。
新車割引の対象となる車種は、一般的には、自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車です。これ以外の車種は対象外となります。保険会社によっては、軽自動車も対象外としていることもあります。
「新車」とは、一般的に、初度登録年月(軽自動車の場合は初度検査年月)から25か月以内のお車を指します。中古車なども初度登録から25か月以内であれば、「新車」としての扱いになることが多くあります。
初度登録年月や初度検査年月の確認方法ですが、車検証に記載されています。納車前で車検証がまだ手元にない場合は、売買契約書に記載されているので確認してみましょう。
以上が一般的な新車の定義となりますが、新車割引に関しては、割引が適用される「新車」の期間が異なります。
保険会社によって例外はありますが、一般的に「車検証の初度登録年月(初度検査年月)が保険始期日の時点で49か月以内のお車」を新車として、新車割引が適用されます。
新車割引は保険会社によって違いはありますが、一般的な割引率や適用期間についての知識は以上のとおりです。基本的な知識を持っていると、保険加入時の検討の際に役立つでしょう。
それでは、新車割引を付けて契約可能な保険期間はどのくらいでしょうか?前項でもご説明したとおり、自動車保険において「新車」とは、一般的に、初度登録年月(初度検査年月)が保険始期日の時点で49か月以内のお車を指します。
49か月とは、要するに4年間+1か月です。初度登録年月と同時に保険に加入した場合や、保険期間の始まりである保険始期月に新車を購入して車両入替を行った場合などは、4年間は新車割引が適用されるのはお分かりかと思います。では、5年目は最初の1か月(49か月目)だけ割引が適用され、50か月目からは適用を受けられなくなるのでしょうか?そんなことはありません。49か月目が保険期間に含まれていれば、保険期間中は割引が適用となります。つまり新車割引は最大5年間適用されるのです。詳しくは契約している保険会社に相談してみるとよいでしょう。
自動車保険には、新車割引以外にもさまざまな割引制度が設けられています。複数の割引を受けることで、より割引金額も大きくなり、保険料の負担を抑えることができます。自動車保険で用意されている割引は、同じ名称の割引でもその適用範囲、割引率など、保険会社によって多種多様であり、保険会社独自の割引を用意していることもあります。
ここでは、新車割引以外の主な割引についてご紹介しましょう。
多くの保険会社が取り扱っている割引の1つに、ASV割引があります。AEB機能があれば、衝突など事故や事故による損害を抑えられる可能性があるため、その分保険料も割安に設定するという考え方に基づく割引制度です。ご契約のお車にAEB(衝突被害軽減ブレーキ)が付いていること、ご契約のお車の型式の発売年月が「ご契約の保険始期日の3年前の年の4月以降」であること、の2つの条件を満たしている場合に適用されます。
また、ゴールド免許割引というものもあります。ゴールド免許は、一定期間無事故・無違反の人に交付される運転免許証です。ゴールド免許の人は一般的に事故を起こす確率が低いことが想定されるため、保険料も割引適用となります。さらに、エコカー割引というものもあります。省エネに貢献する自動車の普及を促すという観点から、保険料の割引対象にするという考え方で設けられた割引制度です。
自動車保険はいざという時に備えて加入するものです。そのため、十分な補償がうけられる保険金額を設定し、必要に応じてオプションの特約を付帯するなど、万全の状態で加入したいものです。しかし当然のことながら、補償を手厚くするほどに支払保険料は高くなります。少しでも保険料を節約するために、保険加入の際には、各社の割引の内容をきちんと理解し、新車割引をはじめとした各種割引を賢く利用しましょう。
執筆年月:2021年8月
(最終更新日:2022年10月17日)
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※①インターネット割引(14,000円)②証券不発行割引(500円)を適用した場合の割引額です。月払は年間14,520円(①14,040円②480円)となります。
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