ロードサービスは、バッテリー上がりやガソリン切れ、キー閉じ込みやパンクなどの車両トラブルに対応してくれる非常に便利なサービスです。ロードサービスは会員制有料ロードサービス会社などが提供しているものから、保険会社で自動車保険に加入することで利用できるものまであります。本記事ではロードサービスのサービス内容や費用についての比較を行い、ロードサービスの選び方について解説します。
1.ロードサービスを提供する会社
ロードサービスを提供している会員制有料ロードサービス会社や保険会社について説明します。
1-1.ロードサービス会社
ロードサービスは、有名なところだとJAFなどのロードサービスを専門とする会社で提供されています。JAFなどの会員制有料ロードサービス会社では、入会金・年会費を支払って会員となれば、さまざまなロードサービスが非会員よりも安価に受けられます。会員になっていなくてもロードサービスを受けることはできますが、会員に比べて割高なサービス料がかかります。
会員制有料ロードサービス会社との契約は車両ではなく契約者に対して適用されます。そのため、ロードサービスは他の人が所有する車に乗った際のトラブルや事故でも、会員価格で利用することが可能です。
1-2.保険会社
保険会社によっては、自動車保険に加入することでロードサービスを利用することができます。以前の保険会社のロードサービスは、車両保険の加入者限定で利用できるものでした。しかし、現在では多くの保険会社において、任意保険に加入するだけでロードサービスが利用できるようになっています。
ロードサービスはインターネットや電話を利用して契約するダイレクト型(通販型)の保険会社や、代理店型の保険会社の両方とも自動付帯している保険会社が多いです。ダイレクト型(通販型)は契約者と保険会社が直接やりとりする方式です。ネットや電話で直接申し込みや継続手続き、お問い合わせをできることが特徴です。
電話やネットで保険契約を結ぶことが心配という方には、代理店型がおすすめです。代理店型は保険会社の代理店窓口で契約を行います。そのため、代理店の担当者と直接やりとりできることが特徴です。相手の顔がわかる安心感や、不明点は代理店窓口で直接聞けるメリットもありますが、その反面で保険料が高くなるというデメリットもあります。
ちなみに、一般的に自動車保険に加入することによって利用できるロードサービスは、契約車両以外には適用されません。
SBI損保でも、自動車保険に加入すれば、ロードサービスが自動的に適用されるので安心です。
2.ロードサービスの費用・内容を比較しよう
会員制有料ロードサービス会社とSBI損保のロードサービス費用や内容の比較を紹介します。
2-1.レッカー移動
レッカー移動の費用目安と内容について会員制有料ロードサービス会社と、SBI損保の場合について説明します。
【会員制有料ロードサービス会社】
会員になっている場合は一定距離(15km程度)の牽引が無料となることが多いです。非会員の場合は道路や時間帯によって料金の目安は異なりますが、だいたい1万円〜3万円程度(牽引料は別)かかることが一般的です。
【SBI損保】
SBI損保のロードサービスは、SBI損保ロードサービスデスクが指定する最寄りの修理工場までなら距離無制限で無料で車のレッカー移動を利用できます。指定の修理工場などまでなら基本サービスの場合で50kmまで、プレミアムサービスが適用される場合は150kmまで無料で使用可能です。
SBI損保のプレミアムサービスは一定の条件をクリアすれば基本サービスから、さらにアップグレートしたサービスを受けられるものです。以下のいずれかに該当することが、プレミアムサービス適用の条件です。
- ・「SBI損保の自動車保険」の契約を継続して3年目以降
- ・「SBI損保の自動車保険」ならびに「SBI損保のがん保険」に加入していること
- ・「SBI損保の自動車保険」ならびに「SBI損保の火災保険」に加入していること
- ・「SBI損保の自動車保険」の契約に次の補償・特約をすべて付帯していること「車両保険(一般車両)」「全損時諸費用保険金特約」「自宅・車庫等修理費用補償特約」「車内外身の回り品補償特約」「車両損害に関するレンタカー費用補償特約(保険金額10,000円)」
2-2.バッテリー上がり
会員制有料ロードサービス会社とSBI損保のロードサービスの費用目安と内容の違いは以下のとおりです。
【会員制有料ロードサービス会社】
会員になっている場合、多くは応急始動作業は無料でバッテリー代金が別途必要です。非会員の場合は道路や時間帯によって異なりますが、応急始動作業はだいたい1〜3万円程度で、バッテリー代金は実費負担、高速道路でのサービスでは高速道路代金が別途必要です。
【SBI損保】
SBI損保の自動車保険に付帯しているロードサービスは、基本サービスで復旧作業30分程度までは無料で行えます。また先に紹介したプレミアムサービスが適用されている場合は時間無制限で無料になります。ちなみにバッテリー代金は別途必要です。
2-3.ガソリン切れ
ガソリン切れでロードサービスを利用する際の、会員制有料ロードサービス会社とSBI損保の費用目安と内容についても説明します。
【会員制有料ロードサービス会社】
会員の場合は基本的に無料で給油作業を行えます。非会員の場合は道路や時間帯により異なりますが、だいたい1〜2万円程度です。会員・非会員ともにその際の燃料代は別、非会員の高速道路でのサービスでは高速道路代金が別途必要になります。
【SBI損保】
SBI損保のロードサービスはガソリン切れの場合、ガソリンまたは軽油10リットルの補給が無料です。たとえ現場が高速道路の場合でも作業員が駆けつけて給油できます。また、電気自動車の場合は、提携会社が指定する最寄りの充電施設まで無料搬送します。その際に発生する高速道路代金は不要です。この無料サービスは保険期間内で1回に限り適用となります。
2-4.タイヤ交換
タイヤ交換の際の会員制有料ロードサービス会社とSBI損保の費用目安と内容について説明します。
【会員制有料ロードサービス会社】
会員の場合、多くの会社ではスペアタイヤとの交換作業は無料で、部品などは実費負担になります。非会員の場合は道路や時間帯により異なりますが、だいたい1〜2万円程度で部品などは実費負担、高速道路でのサービスは高速道路代金が別途必要です。
【SBI損保】
SBI損保のロードサービスは、パンクした際のスペアタイヤの交換、タイヤ廻り点検が無料です。無料範囲以外の部品や消耗品はご自身で負担する必要があります。
2-5.帰宅・宿泊サポート
会員制有料ロードサービス会社とSBI損保のロードサービスの帰宅・宿泊サポートの費用目安と内容について説明します。
【会員制有料ロードサービス会社】
帰宅・宿泊サポートは提供していないことが一般的です。
【SBI損保】
SBI損保のロードサービスは当面の目的地や自宅までの移動にかかる公共交通機関の費用は無制限です。レンタカー代は基本サービスで24時間、プレミアムサービスで最大48時間まで支払われます。
帰宅手段がない場合の宿泊費は1名あたり1泊1万5000円を上限として支払われます。ちなみに基本サービスは1泊まで、プレミアムサービスは2泊まで宿泊可能です。修理が完了したあとの車両搬送費や引き取り費用も無制限で支払われます。
3.ロードサービスの選び方
数あるロードサービスを提供している会社や保険会社をどのように選べばよいのでしょうか。ロードサービスのサービス内容は会社によって異なります。そのため、ロードサービスを提供する会社を選ぶ際は、まず「レッカー移動サービス」の内容をチェックしましょう。事故を起こした場合には、車両の移動距離が長くなればなるほど、高額な費用が発生することになります。その際にレッカー移動サービスが充実していると安心です。
また、遠方へ自動車を運転して出かけることが多い場合は、何かあったときのために「帰宅・宿泊サポート」が充実している会社を選ぶようにしましょう。
ロードサービスの費用や内容は会社によってさまざま
ロードサービスの費用やサービス内容は、民間のロードサービス会社や保険会社の自動車保険によって異なります。
- ※各種サービスには保険期間内の利用回数及び限度額の設定や、サービス対象外となる場合などがあります。サービスの詳細・提供条件などについては、各種サービスの案内ページおよびサービスガイドをご確認ください。
- ※SBI損保のロードサービスの内容は、予告なく変更・中止する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- ※SBI損保のロードサービスは弊社の委託する提携会社が提供するものです。
SBI損保の自動車保険では、ロードサービスがとても充実しています。もし事故や故障で自力走行ができなくなっても手厚い補償が付いています。無料見積りはインターネットから簡単にできますので、この機会に試してみてはいかがでしょうか。