

【INDEX】
がん保険は、生命保険会社と損害保険会社でどう違う?
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相談者
相談者:40代の会社員です。もうそろそろがん保険への加入を検討しています。どんながん保険があるのか、インターネットでおすすめ商品を検索してみましたが、あまりにもたくさんあって、どれを選べばよいのかわからなくなるばかりです。それに、商品のほとんどが生命保険会社のもののようです。生命保険会社と損害保険会社のがん保険は、どのように違うのでしょうか?選ぶ場合の考え方やポイントを教えてください。
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黒田FP:よく生命保険(第一分野)は「ヒト」、損害保険(第二分野)は「モノ」に対する保険と言われています。生命保険は契約した金額を給付する「定額給付」で、生命保険会社のみが引き受けることができます。対して、損害保険は、偶然の事故によって生じた損害分を補償する「実額補償(実損てん補)」で、損害保険会社のみが引き受けることができるという違いがあります。一つの保険会社が生命保険(第一分野)と損害保険(第二分野)の両方を引き受けることが禁じられていますが、生命保険(第一分野)、損害保険(第二分野)のいずれにもあてはまらない「第三分野」の保険は、2001年から生命保険会社・損害保険会社の双方で引き受けることができるようになっています。がん保険も「第三分野」の一つで、前述の通り、生命保険会社のがん保険が定額給付なのに対して、損害保険会社のがん保険は実額補償になります(定額給付のがん保険を引き受ける損害保険会社もある)。
どちらを選ぶかは、がん保険へのご自身のニーズ次第といえますが、実額補償のがん保険の場合、がん医療が進歩しても、それがエビデンス(科学的根拠)のある治療で、約款上認められていれば、保険を見直すことなく補償が受けられる点は大きなメリットでしょう。
「生命保険」と「損害保険」の違い
がんなどの病気やケガ、介護、交通事故、地震、火事、盗難など、私たちの日常生活にはさまざまな不測の事態、つまり「リスク」が潜んでいます。
それら「リスク」に備えるために加入するのが保険です。もちろん、リスクに備える方法はほかにもあります。たとえば、貯蓄はそのうちの一つです。ただ、貯蓄は、リスクによって何らかの経済的損失を被ったとしても、それまでに積み立てた貯蓄の額の範囲内でしか対応できません。一方、保険は、多数の人々が保険料を出しあって相互に助け合う制度です。あらかじめ契約に基づき、経済的損失に見合った相当額を受け取ることができます。
これが、貯蓄は「三角」、保険は「四角」ともいわれるゆえんです(「貯蓄は三角、保険は四角」については、本コラム第24話「資産形成とがん保険」を参照)

そして、保険は、「生命保険」と「損害保険」と「生命保険・損害保険のどちらともいえない分野」の3つに大別されています。まず、「生命保険」と「損害保険」について、ご説明します。
保険業法によって、人の生死に関して保険金を支払う生命保険は「第一分野」に分類され、終身保険、定期保険、養老保険などが代表的で、生命保険会社が引き受けられる保険です。
また、偶発的な事故によって被った損害を補償する損害保険は「第二分野」に分類され、自動車保険、火災保険、地震保険、賠償責任保険などが代表的で、損害保険会社が引き受けることのできる保険です。
「生命保険」と「損害保険」は、(1)保険の対象、(2)保険金などの給付額、(3)契約期間、(4)備えられるリスクによって、以下【図表】のような違いがあります。
このように生命保険会社の引き受ける保険と損害保険会社の引き受ける保険は、明確に異なるものですが、意外に正しく理解されている方は少ないように感じます。
よくクレジットカードを契約すると、無料で保険に加入できる「フリーケア・プログラム」などの案内が送られてきたことはありませんか?
名称はそれぞれですが、おおむね補償内容は共通しており、「交通事故などによるケガ」「そのケガによって5日間以上の入院」などの条件を満たせば、入院一時金として3から5万円が受け取れるといったものです。
ケガで入院というと生命保険と混同しがちですが、「交通事故などによるケガ」を補償する無料の保険であれば、病気による入院は補償対象外になります。あくまでも交通事故という偶然の事故が保険の給付条件ですから一般的には、損害保険会社の保険が主流になります。「無料で加入した保険で入院したときの備えはできているはず!」といった勘違いは禁物です。
【図表】生命保険と損害保険のおもな違い
生命保険(第一分野) | 損害保険(第二分野) | |
---|---|---|
保険の対象 |
ヒトの生死 |
モノ・行為 |
保険金などの給付額 |
定額 |
実額補償(実損てん補) |
契約期間 |
長期(10年〜終身など) |
短期(1年など) |
備えられるリスク |
死亡、老後など |
交通事故、火事、台風、地震など |
- *筆者作成
保険を知るうえで大切な「保障」と「補償」と「保証」の使い分け
筆者は、大学の非常勤講師としてFP論の講義を担当していますが、学生に生命保険と損害保険の違いについて説明する際にお話しするのが、「保障」と「補償」の使い分けです。
前者は、ある状態が損なわれることのないように保護し守ること。あるいは、責任をもって相手の立場や権利などを保護し守るという意味があります。
たとえば、「安全保障」や「社会保障」などは、この字が使われていますね。そして、保険の分野においては、「保障」が使用されるのは生命保険会社の商品です。
一方、後者は、損失を補って、償うこと。特に、損害賠償として、財産や健康上の損失を金銭で償うという意味です。たとえば、「補償金」は、まさに、加入する損害保険から受け取れる保険金に該当します。保険の分野で「補償」が使用されるのは損害保険会社の商品です。
さらにもう一つ、知っておきたいのが「保証」です。
「保証」とは、間違いがない、大丈夫であると認め、責任を持つことです。家電製品などを購入したときに受け取る「保証書」や、病院に入院時に提出する書類に記載する「身元保証人」もこの字が使われています。
保険の分野において「保証」が使用されるのは、おもに個人年金関連の商品です。たとえば、個人年金の一つである「保証期間付終身年金」は、基本的に、被保険者が生きている限り年金が一生受け取れますが、10年や15年などの一定の保証期間が設けられており、その期間中は、被保険者の生死に関係なく年金が保証されています。
生命保険にしろ、損害保険にしろ、この3つの「ほしょう」の意味を知り、使い分けできるようになれれば、保険に対する知識もぐっと深まるはずです。
がん保険をはじめとした「第三分野」の保険の登場

保険業法では、生命保険会社は損害保険商品を、損害保険会社は生命保険商品を引き受けることができないと定められています。
しかし、時代の変遷によって、「生命保険」と「損害保険」の2つの分野のどちらにも属さない、またどちらにも属するともいえる新しい分野が登場しました。それが、「第三分野」の保険です。
第三分野の保険は、生命保険会社、損害保険会社のいずれも引き受けることができます。医療保険やがん保険は、第三分野の保険の代表格で、このほかにも介護保険や傷害保険、就業不能保険・所得補償保険などがあります。
こういった第三分野の保険は、「人生100年時代」と謳われるとともに顕在化する「長生きリスク」に対応しており、その市場規模は年々増加傾向にあります。
特に、医療保険やがん保険は、各社が熾烈なシェアを競い合うレッド・オーシャン状態となっていて、各社さまざまな商品を販売しています。
また、医療保険は、入院保障をベースに各種の特約が付いた保険ですが、最近のがん保険は、何を基本保障とするか、どのような特約を付帯するか、異なっています。
たとえば、高額な診断一時金が受け取れる「一時金型」や抗がん剤や放射線などの特定の治療を受けた場合に毎月給付金が受け取れる「都度給付型」以外にも、ゲノム医療など自由診療への保障を手厚くしたもの、非喫煙割引などリスク細分型で保険料を割安にしたもの、診療報酬点数連動型、がんのステージ(病期)によって保険金額を変動したものなど、バラエティが豊富です。
ご相談者が、商品がたくさんあってどれを選べばよいかわからないとおっしゃるように、がんになった時に自分や家族にどのようなニーズやリスクがあるかを明確にしておかなければ、なかなか商品を絞り込むことはできません。
損害保険会社と生命保険会社のがん保険の違いは?
では、損害保険会社が引き受けを行うがん保険は、生命保険会社とどのように違うのでしょうか?
生命保険会社も損害保険会社も、がん保険は「診断一時金」「入院給付金」「治療・通院給付金」が保障・補償の柱です。
ただ、前述の「生命保険」と「損害保険」の違いでご説明したとおり、生命保険会社は、かかった費用にかかわらず一定額を給付(定額給付)。一方、損害保険会社は、契約の金額を上限として実際にかかった費用の金額を給付(実額補償)が基本です。
例外として挙げられるのは、生命保険会社のがん保険に付帯されている先進医療特約です。この特約の場合、先進医療の技術料にかかる費用が一定額まで同額で支払われるというものが採用されています。また、損害保険会社も、傷害保険、医療保険、がん保険を定額給付とする保険会社もあります。
さて、給付などに関する違いに戻りましょう。診断一時金については、生命保険会社も損害保険会社も100万円など、決められた定額が支払われますが、残りの2つについては、生命保険会社が、日額1万円、抗がん剤治療を受けた月に月額10万円などと定額給付なのに対し、実額補償型の損害保険会社は、1,000万円などを上限に、実際にかかった費用が補償されるしくみです。
また、保険期間も異なります。
生命保険会社のがん保険のほとんどは終身型(保障によっては更新型もあり)、損害保険会社のがん保険は更新型(5年など)です。
つまり、生命保険会社の終身型のがん保険であれば、保険料は一生変わらないor保険料を60歳払込などにすることもできますが、損害保険会社のがん保険は、ずっと更新を重ねれば長期での補償は得られるものの、保険料は一定期間ごとにあがってしまいます。
どちらのがん保険を選ぶかのポイントは?
そこで気になるのが、結局、定額給付の生命保険会社と実額補償の損害保険会社のどちらのがん保険を選ぶのがよいか?ということでしょう。
筆者は、がん保険を選ぶポイントとして、(1)最新のがん医療への対応、(2)自分の保障ニーズの適合性、(3)「保険商品」「保険会社」「担当者・窓口など」のバランスの3つをあげています(「がん保険」を選ぶ3つのポイントについては、本コラム第3話「最近のがん保険のトレンドと選び方」を参照)。

ここで注目していただきたいのは(1)の最新のがん医療への対応です。
保険といえども、商品の一つですから、毎年新商品が出るiPhoneのように、生命保険会社のがん保険は、新商品のほうが、スペックやオプションも豊富で、今の最新のがん医療に対応できている可能性が高い。しかも、保険料も割安かもしれません。そうでなければ、売れませんからね。
そして、この観点からいえば、損害保険会社の場合、公的保険が適用になる保険診療だけでなく、先進医療や患者申出療養、自由診療も含めた治療にかかった費用が上限まで補償されます。したがって、上限額に達しなければ、かつ、約款上に記載された一定[おもに、所定の医療機関におけるエビデンス(科学的根拠)のある]の治療であれば、今のがん医療に対応しているかどうかをチェックする必要はありません。(保険会社の各商品によっては異なる場合があります。)
いわば、常に、最新のがん医療を最適化できるがん保険といえるでしょう。
生命保険会社のがん保険は終身型で保険料が変わらないのに対して、損害保険会社のがん保険は、更新型で保険料があがっていくという点も、若くてがんの罹患リスクが低い間は、割安な保険料で合理的にがんへの備えができると捉えることもできます。
一方で、実額補償のがん保険は、がん医療の費用に関しては、効率的に備えられるのに対し、治療以外のそれ以外の経済的損失、とりわけ、がんに罹患したことによる収入減には対応できません。
診断一時金が100万円受け取ることができたとしても、本人や家族の通院費やウイッグ購入費、入院時の雑費、健康食品・サプリメント代などをまかなうには十分でも、生活費や住宅ローン、子どもの教育費には足りないでしょう。
生命保険会社のがん保険には、抗がん剤や放射線、ホルモン治療などを受けている月は、月額10万円など定額の治療給付金が受け取れる保障があります。実際にかかった費用は保険診療であれば高額療養費が適用になり、所得によっても変わりますが、かなり軽減できるはず。そこで、この給付金を医療費だけではなく、生活費の補てん分にも充当することが可能です。
ということで、いずれを選ぶかは、がん保険の選ぶポイントの(1)を踏まえたうえで、がん保険の選ぶポイントの(2)である自分の保障ニーズに合っているか、がん保険に何を求めるのかが重要だということです。
なお、実額補償のがん保険は、引き受けを行っている損害保険会社が少なく、その点でも、多くの商品が出ている生命保険会社のがん保険のほうが目につきやすいかもしれません。それでも、生命保険会社はすべて定額給付です。
とりわけ、今年の2025年8月以降、高額療養費の見直しが検討されていました。この改正案については一時凍結が決定しましたが、これからは年代を問わず、収入に応じて自己負担限度額が引き上げられる可能性が高くなっています。そこで、実際にかかった費用が補償される実額補償のがん保険と比較検討してみる価値はあると思います。
執筆年月日:2025年3月26日

執筆監修 黒田 尚子(くろだ なおこ)
CFP® 1級ファイナンシャルプランニング技能士
一般社団法人患者家計サポート協会顧問
CNJ認定 乳がん体験者コーディネーター
消費生活専門相談資格
執筆監修 黒田 尚子(くろだ なおこ)
CFP® 1級ファイナンシャルプランニング技能士
CNJ認定 乳がん体験者コーディネーター
消費生活専門相談資格
富山県出身。立命館大学法学部修了後、1992年(株)日本総合研究所に入社、SEとしてシステム開発に携わる。在職中に、自己啓発の目的でFP資格を取得後に同社退社。1998年、独立系FPとして転身を図る。現在は、セミナー・FP講座などの講師、書籍や雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。2009年末に乳がん告知を受け、自らの体験をもとに、がんをはじめとした病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行うほか、老後・介護・消費者問題にも注力している。近著に[がん患者(サバイバー)が教えてくれた本当のところ がんとお金の真実(リアル)](セールス手帖社保険FPS研究所)、[お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか「自然に貯まる人」がやっている50の行動](日経BP)など。
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