がんにかかった今だから言えること 「がん」と「お金」と「がん保険」
がんにかかった今だから言えること 「がん」と「お金」と「がん保険」

ライフステージ別のがん保険の選び方

相談者

相談者:保険に加入する際には、「ライフステージ別に保険を見直すとよい」などと聞きます。そもそもライフステージとは何ですか?がん保険も同じようにライフステージが変わった場合に見直したほうがよいのでしょうか?ライフステージによって、考え方や選ぶべきポイントは変わりますか?

黒田FP:独身期、子育て期、高齢期など、年齢やライフステージごとに必要な保障や保障額は変化していくもの。見直しをすることで保障の過不足やムダな保険料負担を抑えることができます。がん保険に加入するタイミングは、家族が増えたり、高額な住宅ローンを抱えたり、がんによる経済的リスクをカバーする必要に迫られたときがベストです。ただ、がん保険は、一度がんに罹患すると原則として加入できません。そのため、個々の保険ニーズだけでなく、がん罹患率の動向にも留意した上で、それぞれのライフステージに合わせたがん保険の考え方、選び方を知っておくことが大切です。

ライフステージによって保険を見直したほうがよい理由

「ライフステージ」とは、年齢に伴って変化する生活段階のことを言います。
進学、海外留学、就職、転職、結婚、出産、子育て、マイホーム購入、離婚、退職、相続など、人生にはさまざまな「ライフイベント」があり、その節目となる出来事によって人生が変化していきます。
たとえば、学生でいうと、大学を卒業し就職して社会人になった時。大人になってからは、結婚あるいは子どもが生まれた時や会社を定年退職した時など、ライフイベントを転機として、新たなライフステージへと生活や社会との関わり方が変わっていくのです。
このように、人生をいくつかのライフステージに区切って考えるのは、そこから生じるFP(ファイナンシャルプランニング)的な課題や問題点を検討しやすくするためです。
あらかじめ、それぞれのライフステージにおける問題点が分かっていれば、事前にそれに備えやすくなるでしょう。

ライフステージによって保険を見直した方が良い理由
ライフステージによって保険を見直した方が良い理由

保険も同じです。皆さんも、保険に加入する際には、保障に過不足がないように十分検討するはずです。
でも、加入した後はそのままで、ほったらかしということはありませんか?
FP(ファイナンシャルプランナー)としてご相談を受けていると、加齢や自分と家族を取り巻く状況の変化によって、必要な保障内容や保障額も変わっていることに対応していないケースが少なくありません。
さらに、加入者(契約者)本人だけではなく、保険のトレンドも変化しています。
人生の節目節目に、ニーズに合った保障設計になっているか?保障内容に過不足がないか?最新の医療や社会環境の現状に対応できているか?といった点を確認することは、合理的な保険加入や保険料の節約にもつながる重要なポイントです。

ライフステージ別のがん保険の加入状況は?

ライフステージ別のがん保険の加入状況は? ライフステージ別のがん保険の加入状況は?

このように、ライフステージごとに保険の見直しは欠かせません。
がん保険も同じく、ライフステージが変われば、必要な保障や保障額も変化します。
また、がん保険は、さまざまな病気を幅広くカバーする医療保険と違って、「がん」に特化した保険です。そのため、がんの罹患リスク、すなわち、がんに罹患しやすいのはどの年代かといった点にも注意を払っておく必要があります。

そこで、ライフステージ別のがん保険の加入状況がどうなっているか、データを見てみましょう。
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査(令和元年度)」によると、ライフステージ別のがん特約を含むがん保険の加入率(全生保)は、以下のとおりです。

図表
図表
  • 同調査では、民間の生命保険会社、JA、生協、全労災で扱っているがん保険・がん特約の加入率を「全生保」として調査・発表

図表から、「未婚」が約29%と最も低いこと。「既婚」の場合、夫婦のみの時期から子ども(末子)が小学生の頃が52.0%と最も高いこと。それ以降、子どもが中学・高校・大学と教育費がかかる間は約50%台で高止まりしていること。そして、子どもの教育が修了した後は、子どもが未婚の場合42.5%、既婚の場合43.5%と、加入率もやや減少していることなどが読み取れます。
さらに、この図表に、それぞれのライフステージごとの年代の目安も入れてみました。
同調査の年代別の加入率は、20歳代25.4%、30歳代46.4%、40歳代50.8%と年齢が上がるにつれて上昇し、40歳代がピークとなっています。そして、50歳代44.7%、60歳代40.3%と徐々に減少傾向にあるなど、結果はライフステージ別とほぼ重なります。

一般的に、がんの罹患率は加齢に伴って増加しますので、罹患の確率を考慮すると、がん保険の加入率は50歳代、60歳代が最も高くなるはずです。ところが、この調査結果を見る限り、家族の生活費や住宅ローン返済、子どもの教育費などが過大で、がんにかかった場合の経済的リスクに備えたい30代(既婚末子小学生)、40代(既婚・末子中学生、高校生)のニーズが大きく反映されていると推測できます。

ちなみに、同調査の全体の加入率は42.6%(男性43.2%、女性42.2%)です。おおむね2人に1人ががん保険やがん特約などのがん保障に備えているということになりますね。
医療保険などの加入率には及ばないものの(同調査では、「疾病入院給付金の支払われる生命保険加入率(全生保)」は73.1%)、2001年の加入率21.2%と比較すると、20年ほどで倍以上になったことなどから、人々のがん保障へのニーズの高まりを感じます。

ライフステージ別のがん保険の考え方・選び方は?

ライフステージ別のがん保険の考え方・選び方は? ライフステージ別のがん保険の考え方・選び方は?

それでは、具体的にライフステージ別のがん保険の考え方や選び方をみてみましょう。
それぞれの年代とライフステージ別に「がん統計」上の特徴、このライフステージにおいて「想定されるリスク」、このライフステージで「がん保険に加入するメリット」および「がん保険に加入するデメリット・留意点」ごとにポイントをまとめてみました。

がん統計の数値については、2017年の全国がん登録を参考にしています。(※)また、罹患者の傾向を把握するために、罹患者の多い上位5大がん(上皮内がんを除く)の男女別の罹患率の図表も掲載しておきます。性別や部位によって、罹患率を表す曲線がまったく違った弧の描き方をしていることがわかるでしょう。

120代・独身期

<ポイント>

  • 独身のため、正規雇用で老親など扶養する親族などがいなければ、保険ニーズは高くない(そもそも「保険」よりも、将来の資産形成のための「貯蓄」のほうが優先されることが多い)。

<がん統計>

  • 20代のがんの罹患率は全体の約0.4%と相対的にかなり低い。
  • ただし、部位別では、女性の場合、子宮が20代後半から罹患者が緩やかに増加する。

<想定されるリスク>

  • ほかの年代に比べて年収や貯蓄額も低いため、家計の体力が乏しく、罹患した場合の支出増や収入減に対応できない可能性が高い(ただし、親がまだ現役世代の場合も多いため、経済的支援が受けられる可能性もある)。
  • 若いだけに、がんの治療期間が長期化しがち。がんと共に生きていく期間が長く、長期間にわたり、がんの再発・転移に気をつけなければならない。

<がん保険に加入するメリット>

  • 「終身型がん保険」の場合、一般的に若いうちに加入しておいたほうが保険料は割安。
  • 遺伝性がんの可能性のある人は、早めにがん保険に加入しておけば、将来のがんの罹患リスクに備えられる。
  • 女性の場合、子宮頸がんの経済的リスクに備えたい人には有効。

子宮頸がんの症状とチェック項目…不正出血量が多いと要注意?

<がん保険に加入するデメリット・留意点>

  • 終身払いなら保険料を負担する期間が長くなり、保険料総額も増える。
  • 終身型の場合、がん医療の変化によって保障内容が対応できない可能性がある。
  • ほかの年代とも共通するが、若年層の場合、がんに罹患した場合に保険料が免除になる「保険料払込免除特約」を付帯しておいたほうがより安心。
  • 保険料負担を考えて、がん保険に加入する場合は、保険料が割安な「共済」や「少額短期保険」、勤務先の団体保険なども検討してみる。

230代・結婚してディンクスあるいは子どもは未就学児

<ポイント>

  • 結婚して扶養家族が増えたことで、保険のニーズは高まるが、がんの罹患率はまだ低く、死亡保障や医療保障のほうが優先されがち。

<がん統計>

  • 30代のがんの罹患率は全体の約1.6%と相対的に低い。
  • ただし、部位別では、女性の場合、子宮に加えて、乳房が30代前半から急増する。

<想定されるリスク>

  • 年収や貯蓄額もそれほど多くない上、まだ子どもが就学前など小さい場合、妻もフルタイムで就労するのは難しく、夫が罹患した場合の医療費などの支出増や収入減による影響が大きい。
  • 妻が罹患した場合も、医療費以外の家事や育児をアウトソーシングする費用がかかる。
  • 若いだけに、がんの治療期間が長期化しがち。がんと共に生きていく期間が長く、長期間にわたり、がんの再発・転移に気をつけなければならない。

<がん保険に加入するメリット>

  • ①の20代・独身期と同じ。加えて、特に女性の場合、子宮頸がん・乳がんの経済的リスクに備えたい人には有効。

<がん保険に加入するデメリット・留意点>

  • ①の20代・独身期と同じ。加えて、住宅購入資金や子どもの教育資金など、ほかの資金ニーズも出てくるため、今後も継続して保険料が負担できるかどうかの見極めも重要。
  • 保険料負担を考えて、加入する場合は、保険料が割安な勤務先の団体保険や「定期型」、住宅ローンを組むなら「特定疾病保障付き団体信用生命保険」も検討してみる。

340代から50代・結婚して子どもが中学・高校・大学

<ポイント>

  • 扶養家族が最も多い時期。一般的に、40歳代後半から50歳代前半にかけて、収入も増えるが、生活費だけでなく子どもの教育費や住宅ローン返済などの支出も増える。罹患率も上昇するため、がん保険のニーズもピークに。

<がん統計>

  • がんの罹患率は40代が全体の約5.4%、50代が全体の約9.3%と、50代から急増する。
  • 男性の場合、5大部位(大腸、胃、前立腺、肺、肝および肝内胆管)のうち、大腸が50代前半から、胃、前立腺、肺は、50代後半から増加している。
  • 女性の場合、5大部位(乳房、大腸、肺、胃、子宮)のうち、乳房は45歳から49歳で最初のピークを迎えるが、その後減少。大腸は、男性と同じく50代前半から増加する。胃と肺は、男性の増加と比べると緩やかではあるものの50代後半から増え始める。子宮も50歳から59歳でピークを迎える。全体としては、乳房と子宮の増加が顕著。

<想定されるリスク>

  • 妻が罹患した場合、医療費以外の家事や育児に加えて、親の介護をアウトソーシングするための費用がかかる

<がん保険に加入するメリット>

  • がんに罹患した場合の経済的リスクに備えられる。

<がん保険に加入するデメリット・留意点>

  • 住宅ローン返済や子どもの教育資金以外に、将来の老後費用も気になる時期で、保険料負担が重荷になる可能性がある。
  • 終身型がん保険の場合、がん医療の変化によって保障内容が十分でなくなる可能性がある。
  • 既往症などでがん保険に加入できない可能性がある。
  • 保険料負担軽減のため、夫のがん保障が優先され、共働きの妻のがん保障が見落とされがち。家計への貢献度に応じて、妻の保障も確保しておくべき。
  • 保険料負担を考えて、保険料が割安な勤務先の団体保険や「定期型」も検討してみる。あるいは、定期型や更新型で備えていた人は、終身のがん保障を確保しておきたいなら、「終身型」に切り替える時期。

460代から70代・定年退職して子どもは独立

<ポイント>

  • 罹患率は上昇するが、子どもが独立して公的年金の受給も開始している場合、がんによる経済的リスクは③の40代から50代に比べて小さい。
  • ただし、住宅ローンの残債が多い、退職金が少ない、金融資産が少ない、公的年金などの年金額も少ない、老親の介護を担っている、お金をかけてもがん医療の選択肢を広げたいなどの場合は、保険で備えておいたほうが安心。

<がん統計>

  • がんの罹患率は60代が全体の約23.7%、70代が全体の約31.4%と、この年代で全体の半数以上を占める。
  • 男性の場合、5大部位(大腸、胃、前立腺、肺、肝および肝内胆管)のうち、大腸は、60代で増加傾向が鈍化。65歳から69歳では前立腺、70歳から74歳では胃と肺が罹患率で上回る。胃と肺は、超高齢になるまで増加。50代後半で急増した前立腺は、75歳から79歳まで増加後、減少。肝などは、60代、70代にかけて緩やかに増加していく。
  • 女性の場合、5大部位(乳房、大腸、肺、胃、子宮)のうち、乳房は、40代後半に1回目のピークを迎えた後、いったん減少するが、65歳から69歳で2回目のピークとなる。子宮は50代がピークでその後緩やかに減少。大腸・肺・胃は、60代から70代では年齢とともに増加。特に年齢の立ち上がりが早かった大腸が多い。

<想定されるリスク>

  • 収入源がおもに年金収入のみになるので、保険適用になる医療費以外に差額ベッド代や通院のためのタクシー代など、治療費がかさんだ場合の費用負担が大きくなる可能性がある。
  • がん以外の病気(脳血管疾患や認知症など)に罹患するリスクもあり、病気によっては、要介護状態になって、介護費用がかさむ可能性もある。

<がん保険に加入するメリット>

  • がんに罹患した場合の経済的リスクに備えられる。

<がん保険に加入するデメリット・留意点>

  • 収入が公的年金などのみの場合、保険料負担が重荷になる可能性がある。
  • 周囲にがんや心筋梗塞など重篤な病気にかかった人も増え、不安を煽られて必要以上に保険を掛け過ぎてしまいがち。
  • 既往症などでがん保険に加入できない可能性がある。
  • 保険料負担を考えて、保険料が割安な「共済」や「少額短期保険」を検討してみる。
  • 判断能力が低下した場合に備えて、保険加入の有無や商品内容、保険証券の保管場所などを親族に伝えておく。また、被保険者に変わって保険金などを請求できる指定代理請求人を指定しておく。

このように、がん保険の考え方はここに挙げたライフステージ別以外にも、就労形態が正規雇用or非正規雇用、会社員or自由業・自営業、持ち家の有無、世帯年収、保有資産、妻の働き方などの要因によっても変わります。
とにかく、がん保険は、がん罹患後の本人やご家族の経済的に困る度合いによって、必要な保障が変化することを理解しておいたほうがよいでしょう。

執筆監修 黒田 尚子(くろだ なおこ)

執筆監修 黒田 尚子(くろだ なおこ)

CFP® 1級ファイナンシャルプランニング技能士
一般社団法人患者家計サポート協会顧問
CNJ認定 乳がん体験者コーディネーター
消費生活専門相談資格

執筆監修 黒田 尚子(くろだ なおこ)

CFP® 1級ファイナンシャルプランニング技能士
CNJ認定 乳がん体験者コーディネーター
消費生活専門相談資格

富山県出身。立命館大学法学部修了後、1992年(株)日本総合研究所に入社、SEとしてシステム開発に携わる。在職中に、自己啓発の目的でFP資格を取得後に同社退社。1998年、独立系FPとして転身を図る。現在は、セミナー・FP講座などの講師、書籍や雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。2009年末に乳がん告知を受け、自らの体験をもとに、がんをはじめとした病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行うほか、老後・介護・消費者問題にも注力している。近著に[がん患者(サバイバー)が教えてくれた本当のところ がんとお金の真実(リアル)](セールス手帖社保険FPS研究所)、[お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか「自然に貯まる人」がやっている50の行動](日経BP)など。

その他コラム

【第1話】もうそろそろ心配だけれど…「がん保険」って、入るべき?

【第1話】もうそろそろ心配だけれど…「がん保険」って、入るべき?
2020年8月11日(火)

正社員として働く30代女性です。結婚は、特に予定も願望もありませんが、子どもは欲しいと思っています。最近・・・>続きを読む

【第2話】遺伝性乳がんの疑いが…。乳房を予防的切除した場合、がん保険の補償は受けられる?

【第2話】遺伝性乳がんの疑いが…。乳房を予防的切除した場合、がん保険の補償は受けられる?
2020年10月13日(火)

先日、乳がんの告知を受けた40代の会社員です。これから、手術・入院、抗がん剤治療などを行う予定ですが、実は・・・>続きを読む

【第2話】最近のがん保険のトレンドと選び方

【第3話】最近のがん保険のトレンドと選び方
2020年10月29日(木)

40代男性の会社員です。妻と子どもが2人(小学生、中学生)います。健康には自信があるつもりでしたが、最近立て続けに同僚や友人ががんと診断され・・・>続きを読む

【第4話】がんにかかった時に本当に必要な保障とは?

【第4話】がんにかかった時に本当に必要な保障とは?
2020年12月18日(金)

現在、フリーのカメラマンとして働くアラフィフ女子です。仕事柄、重い機材を運んだり、ずっと立ちっぱなしだったり。カラダが資本なので、日ごろから健康には留意していますが、40代も後半になると、ムリが利かなくなり・・・>続きを読む

【第5話】もし、経済的な理由で、がん治療の変更を迫られたら…。〜がん治療にかかるお金と保険について〜

【第5話】もし、経済的な理由で、がん治療の変更を迫られたら…。〜がん治療にかかるお金と保険について〜
2021年2月5日(金)

先日、経済的な理由から、がん治療を変更せざるを得ない人がいるというニュースを見ました。日本は国民全員が何らかの公的医療保険に加入していて、医療費が高額になった時にも高額療養費制度が使えると聞きます。実際、・・・>続きを読む

【第6話】まだ若いから大丈夫?がん保険はいつ加入したらいい?

【第6話】まだ若いから大丈夫?がん保険はいつ加入したらいい?
2021年3月9日(火)

昨年結婚した、30代の会社員です。夫は、独身の頃から医療保険や個人年金に加入しているようなのですが、自分はまったく保険に加入していません。これを機に、検討したいと思って・・・>続きを読む

【第7話】就業不能保険とがん保険

【第7話】就業不能保険とがん保険
2021年5月12日(水)

30代男性・独身です。新卒でIT企業に入社しましたが数年前に退職し、現在はフリーランスでWeb制作などを請け負っています。年収は約800万円です。でも、ここから税金や社会保険料・経費などを支払うと・・・>続きを読む

【第8話】ライフステージ別のがん保険の選び方

【第8話】ライフステージ別のがん保険の選び方
2021年5月21日(金)

保険に加入する際には、「ライフステージ別に保険を見直すとよい」などと聞きます。そもそもライフステージとは何ですか?がん保険も同じようにライフステージが変わった場合に見直したほうがよいのでしょうか?・・・>続きを読む

【第9話】ライフステージ別のがん保険の選び方

【第9話】がん保険とがん団信は、どう違う?どう選ぶ?
2021年9月3日(金)

30代の会社員です。昨年結婚をして、現在マイホームの購入を検討中です。結婚直後に、共働きの妻と一緒に勤務先の団体保険で、死亡保障と医療保障を確保しましたが、がん保険はまだ早いと思って加入しませんでした。でも、住宅ローンをいろいろ調べているうちに、がん団信付きのものを選んだほうがよいのかなと思い始めて・・・。>続きを読む

【第10話】「光免疫療法」はがん保険の給付の対象になる?

【第10話】「光免疫療法」はがん保険の給付の対象になる?
2021年10月11日(火)

40代男性です。昨年父を肺がんで亡くしました。父はがん保険に加入していたのですが、ずいぶん前に加入した保険だったので、受け取れたのは最初にがんが見つかったときの診断給付金50万円のみ。足りなかったと痛感しています。・・・>続きを読む

【第11話】検査する前に知っておきたいがん検診とがん保険の関係

【第11話】検査する前に知っておきたいがん検診とがん保険の関係
2021年12月2日(木)

先日、ネットでタレントさんが、尿で簡単にがんかどうかがわかる検査を受けたというニュースを見ました。まだ30代ですが、父が数年前にがんで亡くなっていますし、結婚して子どももいます。でも、コロナ禍でがん検診にはなかなか行きにくい。・・・>続きを読む

【第12話】がんのステージ(病期)で治療費はどう変わるのか?

【第12話】がんのステージ(病期)で治療費はどう変わるのか?
2022年1月26日(水)

正社員として働くアラフィフ女子です。独身で子どももいません。マンションは10年前に購入し、仕事も順調です。今の心配事といえば、老後のことくらいです。でも、最近、身近な同年代の友人・知人が立て続けに乳がん、大腸がんになりました。・・・>続きを読む

【第13話】男女別がん保険の考え方(女性編)

【第13話】男女別がん保険の考え方(女性編)
2022年4月20日(水)

夫は会社員、私はパートで働いています。二人とも40代前半ですが、結婚が遅かったため、子どもはまだ5歳で、これから教育費もかかりますし、マイホームも購入するつもりです。・・・>続きを読む

【第14話】男女別がん保険の考え方(男性編)

【第14話】男女別がん保険の考え方(男性編)
2022年5月10日(火)

50代前半のフリーランスです。以前は会社員でしたが、約10年前に独立し、Web制作などを行っています。妻は4歳年下で、正社員として勤務していましたが、昨年、乳がんと診断を受け、現在も治療を続けています。・・・>続きを読む

【第15話】AYA世代とは?AYA世代とがん保険

【第15話】AYA世代とは?AYA世代とがん保険
2022年8月9日(火)

30代の独身女性です。2年前に乳がんと診断されました。ステージはT期で、早期発見できたのはよかったのですが、まだホルモン治療中で10年間治療をする予定です。・・・>続きを読む

【第16話】がん保険に「患者申出療養」への備えは必要か?

【第16話】がん保険に「患者申出療養」への備えは必要か?
2022年11月1日(火)

50代男性です。これまでがん検診などでは異常を指摘されたことはありませんが、妻が乳がんになったことをきっかけに3年前からがん保険に加入。がん診断一時金や抗がん剤治療など通院治療に対する給付金も支払われます。・・・>続きを読む

【第17話】がん保険に「患者申出療養」への備えは必要か?

【第17話】がん保険に加入しても保険金が受け取れない!?90日の「待機期間(待ち期間)」とは?
2022年12月22日(木)

先月、がん保険に加入したばかりです。加入した時はまったく体調に問題はなかったのですが、最近、胸にしこりがあるような気がしてなりません。現在43歳で、自治体のがん検診は定期的に受けています。・・・>続きを読む

【第18話】リスク高まる60代以降の高齢者に「がん保険」は必要か?

【第18話】リスク高まる60代以降の高齢者に「がん保険」は必要か?
2023年3月14日(火)

先月、子宮頸がんと診断された20代の会社員です。医療保険には入っており、入院や手術の給付金を受け取りましたが、診断一時金や通院保障などはなく、やっぱり、がん保険も入っておけば…と後悔しています。・・・>続きを読む

【第19話】本当にがん保険は不要?がん治療の「経済毒性」とがん保険の役割

【第19話】本当にがん保険は不要?がん治療の「経済毒性」とがん保険の役割
2023年5月18日(木)

10年前から御社の「SBI損保のがん保険」に加入しています。保険料が割安で自由診療も含めて幅広く補償が受けられる点に魅力を感じて契約しました。ただ、50代も半ばになり、保険を見直して、老後に備えて貯蓄や資産運用に回したほうがよいのではと悩んでいます。・・・>続きを読む

【第20話】がん患者のアピアランスケアとがん保険

【第20話】がん患者のアピアランスケアとがん保険
2023年9月21日(木)

先日、美容院に行った際、「ヘアドネーション」のチラシを目にしました。小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで、頭髪を失ったお子さんのために寄付された髪の毛でウィッグを作り、無償で提供する活動だそうです。このような取り組みがあることを初めて知りました。・・・>続きを読む

【第21話】「がん遺伝子パネル検査とがん保険」

【第21話】がん遺伝子パネル検査とがん保険
2023年12月12日(火)

50代男性です。先日、会社の同期が肺がんと診断されました。ステージWでほかの臓器に転移している状態のため、薬物療法を受けるそうです。でも、まだ体力がある間に、がん遺伝子パネル検査を受けようか悩んでいると言っていました。・・・>続きを読む

【第22話】「〜子宮頸がんとがん保険〜子宮頚部の異形成と診断!がん保険には加入できる?」

【第22話】〜子宮頸がんとがん保険〜子宮頚部の異形成と診断!がん保険には加入できる?
2024年3月19日(火)

20代独身の会社員です。先日受けた子宮頸がん検診で要精密検査の通知が届き、婦人科で検査を受けたところ、「中等度異形成」と診断されました。医師からは、がんではないと言われています。・・・>続きを読む

【第23話】「知っておきたいがん保険の「付帯サービス」の活用法」

【第23話】知っておきたいがん保険の「付帯サービス」の活用法
2024年6月14日(金)

最近、保険会社の付帯サービスが目に付くようになりました。いろいろなものがあるようですが、付帯サービスは、すべて無料で受けられるのでしょうか。また、どうして保険会社では付帯サービスを提供するのでしょうか。・・・>続きを読む

2022年2月 21-0538-12-010