ごあいさつ

新しい時代に、新しい保険を提供し、お客さまに「最優」と評価いただける保険会社を目指します

新しい時代に、新しい保険を提供し、お客さまに「最優」と評価いただける保険会社を目指します

平素よりSBI損害保険株式会社をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。

2023年度は、新型コロナウィルス感染症によるさまざまな活動制限が解除されてきたことにより、日本を含めた各国のヒト・モノ・カネの動きが本格的に復活し、経済が回り始めた年となりました。こうしたなか、経済・社会活動の活発化に伴う交通事故の増加、多発する自然災害、ロシアによるウクライナ侵攻や中東紛争をはじめ緊迫化する国際情勢など、業界を取り巻く事業環境は厳しさを増してきておりますが、当社におきましては、お客さまからのご支援・ご評価をいただき、増収増益を達成することができました。当社は2008年に開業以来わずか10年で保険の保有契約件数が100万件に到達、その後も順調に契約件数を伸ばし、昨年度の元受正味保険料は525億円と500億円を初めて上回る水準に達し、芦田愛菜さんが登場するTVCMもご好評いただき、多くの新しいお客さまに当社の保険にご加入いただいております。

これまで以上にお客さまのご期待にお応えできるよう、当社は企業理念「新しい時代に、新しい保険を」を掲げ、@最先端の商品と最高水準のサービスを目指す、Aテクノロジーの力で新たな価値を創造する、Bグループシナジーで保険生態系を構築する、という三つの経営方針のもとに、各種の施策を強力に推進しております。

たとえば、二つの「D」、すなわち、“Dual(「二刀流」)”と“DX(デジタルトランスフォーメーション)”の更なる推進・深化を図っております。“Dual”とは、インターネットや電話等を通じた「非対面営業」と来店型保険ショップや自動車ディーラーなどの「対面営業」の両面でより一層の拡充を図っていくことであり、この「二刀流」の対応によって、多様なチャネルの整備を積極的に進めてまいります。

また、お客さまの利便性の更なる向上や安心のご提供のために、“DX”を強力に推進しており、自動車保険のリアルタイム見積りサービス「カシャッピ®」の大幅改定、睡眠時無呼吸症候群のリスク計測サービス提供による安全な社会実現への貢献などに取り組んでおります。

さらに、グループシナジーとオープンアライアンスの双方を強力に推進しております。SBIグループとSBI新生銀行グループ全体で5,000万件にも上る顧客基盤を相互に活用したシナジー効果の創出を図っていくとともに、SBIグループが出資している地方銀行をはじめとした地域金融機関に対して、団体がん保険や団体介護保険を提供することにより、金融機関の発展と地方創生への貢献に取り組んでおります。また、グループ外の事業法人や金融機関とも積極的に連携を進め、企業の会員様向けの「自由診療型がん保険」などを提供しております。

SBIグループの創業の精神である「顧客中心主義」の徹底もさらに図ってまいりたいと考えております。当社のコールセンターは昨年に続き、HDI格付けベンチマーククオリティ格付けにおいて、最高評価の「三つ星」に加え、優れたセンターのみに認められる「五つ星」を取得いたしました。引き続きお客さまに寄り添ったサービスをご提供できるよう取り組んでいくとともに、お客さまから見た満足度を高めるためにも“CX(カスタマーエクスペリエンス)”の一層の向上に努めてまいります。

今後とも、新しい時代に、新しい保険をご提供することで、最も優れているとともに、お客さまに寄り添った最も優しい、「最優」の会社であるとご評価いただけるよう力を尽くしてまいります。引き続き、ご支援とご愛顧を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

SBI損害保険株式会社
代表取締役社長 小野 尚