約1ヵ月間入院生活となってしまいました…

約1ヵ月間入院生活となってしまいました…

私ゴトで恐縮ですが、昨年末、病気で1か月ほど入院してしまいました。5年振りの入院でしたが、改めて、入院は家計に収入ダウンと支出アップのWパンチをみまうものだと再痛感しました。入院した人が一家の大黒柱の場合(私もそうです)、入院中と退院後しばらくは働けないので、収入はダウンするか途絶します。サラリーマンには全国健康保険(健保)の傷病手当金があるので、傷病で休み始めて4日目から入院中も自宅療養中も、最長1年6か月まで給料の3分の2(約66.6%)の収入は保障されます。とはいえ、収入がダウンすることは間違いありません。私のような、個人営業の自営・自由業者には傷病手当金がないので、入院は即、収入途絶につながります。

一方、支出はどうなるでしょう? 一人暮らしの私のケースでは、支出しなくてもいい費目もありますが、住居費や水道・光熱費の基本料金などの支出は続くので、病院への支払いや入院でかかる雑費の医療費を合わせると、かなりの支出増になります。家族がいる人が入院した場合は、その人が家にいないことで極端に生活費が減るものではなく、それまでと生活費はほぼ変わらず、医療費の支出がドンと増えることになります。

健保が適用される治療費には高額療養費制度があるので、医療費の自己負担は月数万円(高所得者は月十数万円)ですむケースが多いですが、想定外の支出ですから家計のダメージは大です。高額療養費は暦の1日〜末日で判定するので、入院が月をまたぐと、両月とも高額療養費の対象になっても、負担が重くなることもあります。かくいう私のケースは、11月半ば〜12月半ばの入院だったので、自己負担額は約17万円ほどでした。同じ1ヵ月の入院でも、1日〜30日だったら、約9万円の自己負担ですんだのですが…。緊急の場合は、都合よく月初に入院できるはずもありませんからね。入院には、治療費以外に、入院時食事代(1食260円(※))や差額ベッド代、病衣のレンタル代、テレビを見るための費用などもかかります。
これらを合計して、今回の入院では約30万円近くかかりました。

入院費用だけでなく、収入も減少となるリスクも想定して

つまり、一家の大黒柱の入院は、収入ダウンと支出アップのキツーいWパンチということです。こんな事態に備えるために医療保険などへの加入をおすすめしているわけです。医療保険に入っていれば、入院日額と入院日数にもよりますが、入院でかかる医療費は賄えるはずです。ちなみに、私も医療保険に入っており、入院でかかった医療費は入院給付金で賄えそうです。

今回の入院はがんではありませんでしたが、もしも、がんで入院した場合でも、医療保険からの給付を受け取れます。ただ、最近、増えている通院のみの治療だったら、医療保険からの給付は0円です。やはり、がんには、入・通院に関わらずかかった医療費を保障してくれるがん保険で備えるのがおすすめです。特に、新しい技術がどんどん開発され、それら最新の治療方法は公的医療保険が適用されず、がんの治療費が高額になる場合があります。高額療養費があっても、自己負担は多くなる一方です。

一家の大黒柱ではない方ががんにかかった場合は、収入ダウンというパンチを受けません。しかし、お子さんがいる家庭では、医療費に加えて、家事・育児に関わる支出が増えるかもしれません。

収入ダウン&支出アップのWパンチ!

収入ダウン&支出アップのWパンチ!

そこで、一家の大黒柱である夫も、妻も、医療保険とがん保険の合わせ技で、病気・ケガによる入院とがんにかかった際の支出アップに備えましょう。そして、収入ダウンには、日ごろからの貯蓄で備えて。保険と貯蓄は、一家を守る両輪ですよ。

所得の金額によって変わります。

執筆:ファイナンシャル・プランナー 小川千尋

ファイナンシャル・プランナー、子育て・教育資金アドバイザー。 1994年、AFP資格取得。独立系ファイナンシャル・プランナーとして、主にマネー誌、一般誌のマネー記事の編集・執筆・監修などで活動。オールアバウトのガイドも務めている。親の生命保険に関する部分や、子どものニート問題に詳しい。

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