TOKYO こども TIMES - SBI損保

第10回 キッズ携帯

6.5(土)O.A.(第10回)
キッズ携帯

子どもに防犯のため「キッズ携帯を持たせたほうがいいかな?」と考えているお父さん、お母さん、いらっしゃることでしょう。キッズ携帯は「防犯ブザー」機能があって、本体についている紐を引っ張ると、周囲や保護者にブザー音で緊急を知らせてくれます。

位置情報がわかるGPS機能では子供の帰宅を知ることもがきます。また、設定しておいた範囲を超えると、子供自身と保護者に知らせる製品もあります。

キッズ携帯の種類は大きく2つあって、1つは「フィーチャー・フォン」、いわゆる「ガラケー」タイプ。機能がシンプルで小学校低学年でも操作しやすいという利点があります。基本的に通話とメールとGPS機能があって、インターネット利用はできません。

もう1つが「スマートフォン」タイプ。ふつうのスマホのようにAndroidが搭載されているのでアプリが利用できて、カメラでの写真撮影も可能です。このタイプは、日々成長する子どもが自分に合った使い方ができるでしょう。不適切なウェブサイトを見られないようにするなど、使用制限機能もあって、保護者が管理できます。
内閣府による4年前の調査結果では、スマートフォンを持っている小学生は約19%、携帯電話は5%。この中には高学年になるほどキッズ製品ではなく、大人と同じ一般の端末を持っている子もいるでしょう。でも、キッズ携帯には月額料金が安いというメリットがあります。それから、防犯目的では居場所の把握に特化した「子供用GPS端末」もあります。

以前、文部科学省は小中学校への携帯電話・スマホの持ち込みは原則禁止としました。しかし、防犯や緊急の目的、保持率上昇の実態に合わせて、風潮は変わってきました。

キッズ携帯を持つかどうか?子どもの希望や考えを聴きながら、持つ・持つ持たないを決めて、もし持つならばどんな製品を選ぶか? 親子で一緒に考えてみてはどうでしょう。

★音声はこちらから