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第152回 閏年

2.24(土)O.A.(第152回)
閏年

来週の木曜日は2月29日。
令和6年は1年が366日の閏年にあたります。お子さんに「どうして、今年は2月29日があるの?」「閏年ってなぁに?」と尋ねられるかもしれません。お父さん、お母さん、その時に答えられますか?

いま日本で使われている1年365日のグレゴリオ暦は、太陽の周りを地球がまわる公転の周期に合わせてつくられたもの。しかし、細かくいうと地球の公転は365.2422日なので、1年365日を続けていると、暦と地球の公転周期は1年に約6時間ずつズレていきます。それが何年も続くと、暦と季節がまったく違うものになってしまいます。4年に1度、このズレた時間を修正するために導入されたのが閏年です。

閏年は西暦では「4」で割り切れる年に設定されています。今年は2024年、次は2028年、2032年・・・。ただ、実は4年に1度の閏年は、本来のズレよりも0.0312日分の時間を多く加えています。そこで、グレゴリオ暦では、これも補正するために4で割り切れても100で割り切れる年は閏年にせず、さらに100で割り切れる年の中でも400で割り切れる年は閏年としています。

これによって閏年は400年に97回の設定となり、1年の平均日数は365.2425日。地球の公転365.2422日と0.0003日の差で、そのまま使っていても差し支えない範囲なので、現状はこの計算方法で閏年が設定されています。閏年の仕組みについておわかりいただけたでしょうか?お子さんに聞かれたら話してあげてください。

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