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第120回 子どもの“好きの”力

7.15(土)O.A.(第120回)
子どもの“好きの”力
お子さんは好きなもの、夢中になっているものは何かありますか?子どもの“好き”の力は時に驚くべき力を発揮します。名前や知識をいつのまにかたくさん吸収して、大人顔負けの情報量。杉浦太陽さんの長男もキノコが大好きで図鑑にあるキノコの名前を皆覚えていて、山に行っても食べられるモノと食べられないモノがわかるとか(驚)。全国にはそんな子どもの“好き”が生んだエピソードがいろいろあるようです。

2年前、東京都 町田市に住む当時5歳の幼稚園児 喜秀くんは、深海の生物を紹介する2冊の図鑑を見比べていました。すると1冊には「カサゴ目 シンカイクサウオ」の記載。もう1冊には「スズキ目 マリアナスネイルフィッシュ」の記載。シンカイクサウオとマリアナスネイルフィッシュは同じ魚の異名なのですが、喜秀くんはそのことはすでに知っていて(!)、気がついたのは「カサゴ目」と「スズキ目」がバッティングしていること。

どちらが本当?と思ったのでしょう。お母さんに話し、お母さんが出版社に問い合わせたところ、「カサゴ科」は最新の研究を反映していなかったとのこと。出版社は増刷版では「スズキ科」とすることを約束したそうです。すごいですね。5歳児が図鑑のミスに気付くなんて。

もうすぐ夏休み。子どもたちは、たくさん時間があります。興味を持っていること、興味を持ちそうなことに、たくさん接するようにしてあげて、“好き”の力が伸びて、未来につながるといいですね。

さて、ご家族の夏休みの予定は決まっていますか?「TOKYO こども TIMES」ではTokyo FMの公式ツイッター上で夏休みの予定についてアンケート調査を行います。アカウントは@tokyofm。実施期間は来週土曜日 22日まで。ぜひ、ご参加ください。

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