TOKYO こども TIMES - SBI損保

第82回 ヘルプマーク

10.22(土)O.A.(第82回)
ヘルプマーク

10年前の2012年に東京都が配布と周知を始めて全国に広がる「ヘルプマーク」をご存知でしょうか? ここ最近、話題になることがあったので初めて知ったという方もいるかもしれませんね。トランプのカードぐらいの赤い縦長長方形、その上半分の中央に「+」のマーク、下半分の中央に『♡』の共に白いデザインが入っていて使用者の多くはバッグなどにストラップで下げています。

ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している、内部障害や難病がある、妊娠初期など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている人が周囲に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう東京都が作成したもの。2017 年には全国共通マークになり、去年10月からは全都道府県で無料配布されるようになりました。

ヘルプカードをつけている人を見かけた時、周囲に求められることは「電車・バスの中では席を譲る」「駅や商業施設等で、困っている様子であれば声をかけるなどの配慮をする」「災害時は、安全に避難するための支援をする」など。

お子さんがいつかどこかでヘルプカードを着けた人に遭遇するかもしれません。 まずは、お父さん・母さんが「ヘルプカード」を認識して下さい。 その上で、例えば東京都の WEB サイトで写真を見せて、子どもに説明しましょう。その時にお父さん・お母さんが考える他の人への思いやりある行動を話して聴かせると子どもたちの心にしっかり残ることでしょう。

★音声はこちらから