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第73回 読書の習慣

8.20(土)O.A.(第73回)
読書の習慣

子どもたちの夏休みは、あと2週間。「宿題は果たして終わるのだろうか?」と、自分の子供時代のことは忘れてしまったかのように親はハラハラし始めるタイミング。お父さん、お母さん、今どんな状況でしょうか?杉浦家もご多分にもれず、心配モードに入っている時期だとか。でも、特番の時に夫婦対談で話していましたが、太陽さんは先に宿題を終わらせて夏休みを満喫する派。奥さんの辻さんは最後の数日で強引に終わらせるタイプだったとか。ということはつまり・・・(笑)

それはさておき、夏休みの宿題の中で特に大変なのが読書感想文。宿題だし、つい「やらないといけない」というネガティブなイメージを持ってしまいますが、本来なら読書はためになるもの。子どもの学力や理解力の向上に繋がり、社会性や意欲・関心といった能力にも良い影響を及ぼすとされています。読書をしない子供よりも読書をする子どものほうが、コミュニケーション能力や礼儀・マナーが高い傾向にあることもわかっています。

こう聞くと、親としては「子どもには本を読んでほしい」と思いますが、口で言うだけでは、なかなか聞いてもらえません。そのことは子育ての中で気づいている方も多いことでしょう。心理学で見本となる人の行動や動作を真似ることを「モデリング」といいますが「子どもは親の背中を見て育つ」という言葉があるように、親は子供たちの「モデリング」の対象。読書をさせたいと思うなら、読書する姿を見せるのが良い方法。その上で読書の楽しさを話せば、言葉だけで「本を読みなさい」と言うのとは、子どもへの伝わり方も違ったものになるはず。

最近、本を読んでいないお父さん・お母さん。まずは本を1冊手にして読んでみてはどうでしょう?子どもも読書感想文の題材になる本を読み始めるかもしれません。

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