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第115回 子どもとSNS

6.10(土)O.A.(第115回)
子どもとSNS

お子さんはスマートフォンを持っていて、SNSなどのソーシャルメディアを利用していますか?先月、アメリカの保健福祉省公衆衛生局が「ソーシャルメディアと若者のメンタルヘルス」というレポートを公開しました。それによると、ソーシャルメディアは若者のメンタルヘルスによい効果をもたらす可能性がある一方で、深刻な影響を及ぼす懸念があると公式に勧告しています。

報告書によるとソーシャルメディアを1日に3時間以上利用する12〜15歳の子どもは気分の落ち込みや不安を感じやすく、その傾向は男の子よりも女の子に顕著。ソーシャルメディアの使用が原因で体型に関する問題や摂食障害の行動を経験している子もいるとしています。

これはアメリカの子どもを対象に行ったものなので、一概に日本の子どもも同じとは言えませんが、多少なりとも似たような傾向があると想像されます。東京都の調査では令和2年のスマホの普及は小学校低学年で22.4%、高学年34.4%、中学生79.8%、高校生95.6%。実はTwitterやInstagram、TikTok、FacebookなどLINE以外の主要SNSは13歳未満の利用を禁止していているのをご存知でしょうか。しかし、東京都の調査では4割の保護者が年齢制限を「知らなかった」と回答しています。

そして、東京都の調査では「友達等とのトラブル」「ゲーム・アプリなどの購入・課金」「個人情報漏洩」「誹謗中傷などの書き込み」といったトラブルの回答も少なからずありました。すでにスマホを持っている子どもについては、親がある程度、使い方をケアしたほうがいいかもしれません。

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