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第96回 麻雀

1.28(土)O.A.(第96回)
麻雀

かつてはギャンブルのイメージが強かった麻雀。でも今は、女性や子どもに人気を集めているようです。たとえば、銀座のとある麻雀クラブでは30年以上前に女性向けの教室を開講して、2019年の時点で生徒は3,600人ほど。教室は毎日開講され、60人の定員がほぼ毎日いっぱいだとか。また、子どもの習い事としても注目されていて教室もあります。女子高生雀士が主人公の「咲-Saki-」というマンガの影響もあって、麻雀を始める女子も多いそう。

では、子どもが麻雀をやるとどんなことが身につくのか。1つ目は囲碁や将棋と違ってじっくり考えるというよりテンポが大切なので「集中力」が磨かれる。2つ目は卓を囲む3人の相手の牌を見て瞬時に情報を整理し、表情から次の手を読み取ることで「思考力」「洞察力」が鍛えられる。3つ目に勝負事なので負けもあり悔しい思いもするが、ルールにのっとり、マナーを持ってプレイすること、それから教室には年齢の違う生徒がいることで「コミュニケーション能力」が身につく。

お父さん、お母さん、同居していたり、近所に住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんが麻雀を楽しむなら、子どもも交えて家族でテーブルゲームとして楽しんでみてはどうでしょう。高齢者の認知症予防とコミュニケーションツールとしても麻雀は注目されています。

そして、2018年には競技麻雀のチーム対抗戦のナショナルプロリーグ「Mリーグ」も発足しています。プロの麻雀士には高学歴な選手もたくさんいて、女性雀士が多いのも注目すべき点。麻雀を子どもの知育に取り入れるのもいいかもしれません。

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