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第130回 親子の会話

9.23(土)O.A.(第130回)
親子の会話

お子さんとどのくらい会話をしている認識がありますか?塾・学習塾の口コミサイト「塾マップ」が今年1月、30歳〜49歳の子どもがいる全国の男女300人を対象に行ったアンケート調査によると、「毎日一定量の会話がある」と選んだ人が69%、「週3〜5回は一定量の会話がある」8%週、「1〜2回は一定量の会話がある」12%、「ほとんど会話はしない」11%という結果だったそうです。

ちなみに7年前の公益財団法人 日本教材文化研究財団による調査研究によると、親子の会話時間は小学3年生の場合、「30分より短い」が一番多くて46.2%、「30分〜1時間くらい」が25.8%で2番目。「1時間〜2時間くらい」10.7%。「2時間〜3時間」5.0%。「3時間よりも長い」8.3%。

一方で、こんな数字もあります。東京 荒川区の小学5・6年生と中学生全員を対象にした調査で「親は私の話をよく聞いてくれる」という問いに「はい」と答えたのは52.4%。つまり、ほぼ半数は「親は自分の話をきちんと聞いてくれない」と思っていました。

子どもが話している時にスマホを見ていたり、「また、おかしなことを言っている」と適当に聞き流したり、そういう親の姿を敏感に見ているのでしょう。でも、子どもは感受性豊かな存在。彼らがいま胸に抱えている気持ちのヒントは言葉の中に潜んでいるはず。親としては適度な会話を心がけ、子どもの話にきちんと耳を傾けましょう。

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