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第155回 国立公園

3.16(土)O.A.(第155回)
国立公園

今日3月16日は1939年(昭和14年)に、日本初の国立公園が誕生した「国立公園指定記念日」。誰もが見聞きしたことはある国立公園ですが、どんなところで日本にはいくつあるのか?どこにあるのか?と尋ねられると答えられる人はあまりいないかもしれません。

当初、国立公園を指定したのは戦前で、今はなき内務省。最初に選ばれたのは3つ。瀬戸内海、雲仙(現在は雲仙天草に変更)・霧島(現在は霧島屋久に変更)。現在、自然公園法に基づいて国立公園を決めるのは環境大臣で、管理するのは環境省です。目的は自然の景観や野生動物を保護しつつ、観光資源として利用を促進すること。環境省のWebサイト内「日本の国立公園」のページには、こんな文章があります。「国立公園は、世界にも類のない美しい自然を日本の宝として未来に引き継ぐ役割を担っています。そのため、自然環境を保護・保全する姿勢を忘れずに国立公園を訪れ、四季折々に変化する日本の美しい自然を満喫してください」。ちなみに「国定公園」もありますが、これを管理するのは国ではなく、都道府県です。

今日本にある「国立公園」の数は34。東京近郊だと「秩父多摩甲斐国立公園」「富士箱根伊豆国立公園」「小笠原国立公園」と、指定されている範囲は広くにおよびます。そして、今年の夏には北海道の日高地方に新たな国立公園が指定される見通しです。私たちが観光で訪れる名勝も国立公園の中だったりすることは少なくありません。親子で旅行に出かけた時には、近くに国立公園がないか意識してみてください。

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