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第88回 星の王子さまミュージアム

12.3(土)O.A.(第88回)
星の王子さまミュージアム

小説「星の王子さま」は1943年にニューヨークで出版されて以来、300以上の国と地域の言葉に翻訳され、発行部数2億冊を超える世界的な大ベストセラー。“サハラ砂漠に飛行機が不時着した主人公の「ぼく」には1週間分の水しかなく、周囲1,000マイル四方には人がいない。孤独な状況で1人の少年と出会います。それは小惑星から地球に来た王子。2人は不思議な交流を育んでいく・・・”という少し不思議な話が好きな人も多いでしょう。

その著書、フランス人飛行士だったサン=テグジュペリの生誕100年を祝して1999年に開園したのが箱根にある「星の王子さまミュージアム」。写真や手紙、愛用品などの資料展示を通してサン=テグジュペリの生涯が紹介され、『星の王子さま』誕生の解説があり、物語を紹介した映像を400インチのスクリーンで楽しめる施設ですが、残念ながら来年3月での閉園が決定しています。           

これが最後のXmasシーズンとなりますが「Romantic Starry Winter」と名づけられたイルミネーションの点灯はすでに始まっていて、1月9日までサン=テグジュペリの時代、20世紀初頭のフランスを再現した園内でクリスマスの景色とイルミネーションを楽しむことができます。お子さんと「星の王子さま」を読んでからミュージアムに行くと小説の中の世界やフランスも旅した気分になれるでしょう。

箱根なので帰りに温泉に寄ったり、ロープウェイに乗ったり、冬休みに泊まりで行くのもいいかもしれません。クリスマスに親子で「星の王子さま」の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。

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