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第35回 子どもは宇宙を目指す

11.27(土)O.A.(第35回)
子どもは宇宙を目指す

9月に世界初、民間人だけで宇宙に行く3日間の宇宙の旅が成功しました。
宇宙船「クルードラゴン」に搭乗した4人が、高度580kmの軌道で地球を50周ほどまわったあと、大気圏に再突入、パラシュートでフロリダ沖に着水、無事に帰還しました。

今年は日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんが、4月からISS(国際宇宙ステーション)に長期滞在し、今月無事に帰還。来月には実業家の前澤友作さんが宇宙旅行へ行く予定があります。そんなニュースと頻繁に接する子どもたちが、宇宙に興味を持つのは必然でしょう。

過去の「宇宙に行ってみたいですか?」というアンケート調査の結果を見てみると6割前後の人が「行きたい」と回答しているものが多いようです。「宇宙でやってみたいこと」で多いのは「地球を見る」「無重力体験」「宇宙遊泳」「月面歩行」。

「宇宙でやってみたいこと」には「宇宙食を食べる」という回答もありますが、宇宙食は進化していて固形食やゼリーというのは過去のもの。今ではJAXAの認定宇宙食に「カップ麺」「焼き鳥」「アジの干物」などもあります。その部分、大手企業の貢献もあって、例えば日清食品は、野口聡一さんの「宇宙で大好物の焼きそばを食べたい」という依頼で「スペース日清焼そばU.F.O.」を、ローソンは「スペースからあげクン」を開発したりしています。

これからは宇宙開発の時代。もしも、子どもが宇宙に関心を持っているなら、宇宙に関わる仕事を体感できる施設に連れて行く、宇宙の本を買ってあげる、そんな親の行動が子どもの未来の扉を開くことになるかもしれません。

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