がんと糖尿病の関係性

約950万人が糖尿病!?

約950万人が糖尿病!?

がんと糖尿病――生活習慣病という点では共通なのですが、それ以外の関係はないと思われていました。ところが、どうやらそうではないらしいのです。というのは、2010年にアメリカで糖尿病はがんの発症とも関わるとの報告が公表されたからです。日本でも、2011年に日本癌学会と日本糖尿病学会が「糖尿病と癌に関する合同委員会」を発足させ、がんと糖尿病の関係を調査。2013年、その結果を報告しました。

その報告によると、調査対象者約33万5000人のうち、がんにかかった人は約3万3000人。がんにかかった人を対象に、糖尿病の有無と発がんリスクの関係を分析したところ、糖尿病の人はそうではない人より、がん全体のリスクは1.2倍だったそうです。がんの種類ごとのリスクは、すい臓がんは1.85倍、肝臓がんは1.97倍、大腸がんは1.4倍でした。一方、乳がんと前立腺がんは糖尿病との関係はみられませんでした。

厚生労働省の調査によると、日本の糖尿病の推定患者数は約950万人、予備軍も含めると2000万人を超えるそうです。実に、日本の人口の15%が糖尿病かその予備軍ということになります。この人たちは、がんの発症リスクが高いわけですから、「糖尿病、恐るべし」です。日本は、一生涯のうちに2人に1人はがんにかかる「がん大国」であり、「糖尿病大国」でもあるのですね。

定期的な健診で糖尿病の発見を

さて、糖尿病はかなり重くならないと自覚症状が出ないのが特徴という、やっかいな病気です。つまり、健康診断で早く見つけるしかないということですね。会社員は会社の健康診断を受ければいいですが、自営・自由業の人、専業主婦の人、高齢の人は、自治体の健康診断・メタボ健診を受けることになります。忙しくてなかなか行けない、近くに健康診断を受けられる病院・医院がない、病院に行くとすごく時間がかかるから行きたくないなど、理由は人それぞれでしょうけど、定期的な健康診断を受けていない健康診断弱者(1年以上、健康診断を受けていない人をこう呼ぶ)は約3600万人もいるそうです。

しばらく健康診断に行っていない人は、なるべく早い時期に健康診断を受けてください。もし、病院に行くヒマがない、遠すぎて行きにくいなどの人は、ドラックストアやスーパーの店頭で血液検査を受けてみてはいかがでしょう。規制緩和で、今年の春から、医療機関以外でも自ら採血できるようになったからです。また、このサービスのあるお店はそう多くはありませんが、今後、増えていくことが予想されます。

規制緩和で採血が可能に

規制緩和で採血が可能に

がん予防のために糖尿病に注意するのは大切ですが、同じくらい大切なのは、がんにかかったときのお金の備えをしておくことです。お金の備えは貯蓄でもできますが、「がんにかかったとき用貯蓄」は、なかなかできるものではありませんね。やはり、予想できないリスクに備えるには、レバレッジがきく保険が有効です。中でも、がんの保障に特化したがん保険がおすすめです。

執筆:ファイナンシャル・プランナー 小川千尋

ファイナンシャル・プランナー、子育て・教育資金アドバイザー。 1994年、AFP資格取得。独立系ファイナンシャル・プランナーとして、主にマネー誌、一般誌のマネー記事の編集・執筆・監修などで活動。オールアバウトのガイドも務めている。親の生命保険に関する部分や、子どものニート問題に詳しい。

はじめてお見積りをされる方

無料お見積り

資料請求

お見積りは個人情報不要!生年月日と性別、払込方法を入力するだけ

お見積りを保存されている方

お見積り確認・お申込み(マイページ)

一括見積りサイトからお見積りされた方もこちからからご確認・お手続きください