患者本人と家族が納得できる治療を受けることが大切!

診断結果になかなか納得がいかないときも・・・

診断結果になかなか納得がいかないときも・・・

セカンドオピニオンを直訳すると「第二の意見」。主に、病気などの治療方針を、主治医以外の医師の意見を聞くという意味で使われる言葉です。主治医以外の意見を聞くなんて、主治医を信用していないようで治療に支障をきたすのではないかと思う人がいるかもしれません。

けれど、セカンドオピニオンは徐々に浸透していて、主治医自ら勧めることも増えていると聞きます。ちょっとした病気でセカンドオピニオンを多用するのはいかがなものかと思いますが、がんこそ必要だと筆者は考えます。

と言うのは、がんは生命に関わることはもちろんですが、治療法によっては容姿や生活の質が変わってしまうこともあり、また、経過観察をしながら長く付き合うことになるので、患者とその家族が納得できる治療を受けることが何よりも大切だと痛感しているからです。

筆者は、両親のがん治療に4回(父2回、母2回)も付き合い、両親とも亡くなった今でも、その治療法でよかったのかと悔いることがあるほどです。こんな悔いを最小限に抑えるためには、かかったがんの最新治療の事情やどんな治療の選択肢があるかの知識武装が必要です。がんにかかった人の多くが、診断されてから最初にとる行動は「情報収集」なのがそのためでしょう。

最近ではインターネットを使えば情報収集は簡単にできますし、がんに関する書籍類もたくさん出版されています。そんな情報洪水の中から、自分にとって有用な情報だけをすくい上げるのは素人には困難です。まして、自分のケースは、主治医が提案した治療法がよりよいかの判断も難しいと言えます。そんなときに利用したいのがセカンドオピニオンというわけです。セカンドオピニオンを受けた結果、主治医の治療方針で問題なければ、それはそれでいいのです。モヤモヤした気持ちのまま治療を受けるよりは、ずっといいからです。

セカンドオピニオンの情報はどこでとる?

保険会社のサービスを積極的に活用!

保険会社のサービスを積極的に活用!

セカンドオピニオンを受けたいとなると、今度は、その情報をどこでとるかが問題になりますね。主治医に相談すると紹介してもらえることもありますが、言い出しにくいこともありますよね。 自分でセカンドオピニオンに対応している病院や医師を探すのは大変です。人に聞いたりインターネットで探しているうちに時間がたち、がんが進行してしまっては困ります。そんなときに「使える」のが保険会社の付帯サービスです。

自動車保険は、事故受付・対応、アシスタンスサービスなどの補償以外のサービスがついているのが当たり前です。それと同じような意味合いの「補償以外のサービス」を、医療保険やがん保険などに付帯させている保険会社が増えているのです。

付帯サービスの内容は各社で異なります。例えば、全国の医療機関や専門医の情報提供、セカンドオピニオンに対応している医療機関の情報提供、先進医療を受けられる病院の情報提供などのサービスメニューを揃えている会社が多いようです。サービスの利用料金は原則、無料です。

がんと診断されたら、まず、加入している保険会社の付帯サービスを調べて、使えるものは全部使いましょう。例えば、専門医やセカンドオピニオン対応の情報提供サービスがあったら、それを使うのがよりよい治療法を見つける「近道」かもしれませんから。

なお、セカンドオピニオンは診察や治療を受けるわけではないので、公的健康保険はききません。よって、費用は自己負担となり、2〜3万円だそうです。がんにかかって治療法を模索するのに、セカンドオピニオン費用がムダだとかもったいないと考える人はいないと思いますが、セカンドオピニオン費用も出してくれる保険会社もあることを覚えておいてください。
保険の付帯サービスは全社全商品についているわけでないので、付帯サービスの内容も、がん保険選びのポイントの1つと考えましょう。

執筆者

執筆:ファイナンシャル・プランナー 小川千尋

ファイナンシャル・プランナー、子育て・教育資金アドバイザー。 1994年、AFP資格取得。独立系ファイナンシャル・プランナーとして、主にマネー誌、一般誌のマネー記事の編集・執筆・監修などで活動。オールアバウトのガイドも務めている。親の生命保険に関する部分や、子どものニート問題に詳しい。

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